2014年、風船の可能性とその限界

おはようございます。
おそらく今年のブログ更新はこれが最後になるでしょう。

これまで私は風船の可能性を追いかけ、それに挑み続けてきました。
昨年表舞台から引退し、今年は「できることから」風船に向かい合ってみました。

そして、

この業界はどこへ向かおうとしているのか

分かってきたのですが、やはり自分がかつて目指していた方向とは違うところに向かっているような気がしてきました。

引退は必然の選択だったような気がします。

私は今年、バルーンギフトやアレンジメントをいろいろ作ってみました。

喜ばれたのは言うまでもないですが、どんどんこの分野は進化が進んでいて、それに自分はついていけなくなってしまっていることを痛感させられました。

今年たびたび出てきた

焼きが回る

という言葉、それを痛感せざるを得ませんでした。

このような状況下で、風船で生計を立てることを考えても、他のプロで活動されているバルーンデコレーターの皆さんに迷惑をかけるだけです。

もう私は、バルーン業界の進化についていけません。

老兵はただ消え去るのみです。

他方、私の経験は、

様々なところで生かすことができることもまた実感しました。

バルーン業界のみならず、すべてにおいてです。

突き詰めて考えてみると、

風船でどれだけの人を笑顔にし、幸せにしていくことができるのだろうか

そして、これから私は

自らの経験をどれだけの多くの人に伝えることによってどれだけの人を幸せにしていくことができるのだろうか

というところにたどり着きそうな気がします。

はっきりしたのは

自分が風船に16年以上の長きにわたって真剣に向かい合ったことはすなわち人生における大きな財産になった

ということだけです。

この財産をどう生かしていくかが来年以降の課題になるのは言うまでもありません。

2014年の作品たち

焼きが回った、といってもこれだけの作品を作り上げること自体「すごい」ということが客観的な評価のようです。

もっとも、私から言わせると、

プロはこのくらいできて当たり前です。

厳しい言い方をすると

ただ風船を膨らませるばかりのバルーンデコレーターは退場しろ

となります。

結局、最後は心の問題です。

どれだけの人を自らが生命を吹き込む風船を通して幸せにしていきたいのか

ということです。

私はプロとして10年以上活動してきたものとして、この姿勢を忘れずに、来年も風船を膨らませ続けることします。

ふうせんでかけよう えがおのかけはし

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