はたを楽にする、という意味

おはようございます。

最近、このような言葉を耳にしました。働くとは、「はたをらくにする」ということである。ここでいう「はた」とは、「自分の周囲にいる人」の意味。とある政治家の国会答弁から生まれた言葉らしい。

現状を考える。

自分が仕事をすることによって、「はた」を「楽」にしているか。

答えは「否」である。

自分が生活するだけで精一杯で、周囲の人の生計を楽にする余裕はない。というか、ここ数か月を振り返ってみると、

自己投資、すなわち自分のために稼いできたお金を使いまくっている

のが現状。

自己投資先は、バルーンの技術を身に着けるためではない。というか、今のバルーン業界の現状は、「技術だけが先走っている」現状の一方、「コミュニケーション能力が高くないといけない」状態。手先の器用さもコミュニケーション能力も他のバルーンアーティストやデコレーターの皆さんに比べてはるかに劣る私としては、とてもついていけない状況である。だからバルーンセミナーの類には参加しない。

よって、違う方向へ自己投資をしている。

今年に入って、とりわけ1月下旬から力を入れたのは

少しでも多くの人に会うこと

であった。同時に

少しでも自分のしてきたこと、していることを知ってもらう

ことである。

昨年私は

くまさんのげんきだま

という小冊子を作った。自分のしてきたことを振り返るとともに、自分のこれからすべきことをはっきりさせるためである。

この小冊子や

バルーングラフィックタイトル

バルーングラフィック集

で表現したいこと…それは

「風船によってもたらされる美しさ、華やかさ、楽しさ、幸せ」はもちろんだが、それを表現することによって自分がしてきたこと、自分がこれからしていきたいこと、そして自分の想いを伝えることなのである。

そして、新たな作品を現在会社で営んでいるバルーンショップAWESOME!で制作し、それによって一人でも多くの人に幸せと感動をもたらすことによって、同じ苦しさに直面している人たちを元気づけ、自信をつけるということなのである。

昨年、今勤務している会社の中で「バルーンショップAWESOME!」を立ち上げたが、なかなか知名度が上がらない。本来の目標は「障がい者の働く場を創造する」ことであり、「風船に接することで生きる力と自信を身に着け、自立した社会人になる」ことなのだが、そのためにはバルーンの潜在需要を掘り起こさなければならない。そのため、私は今、人脈を広げるために動いているのである。

すでに、いくつか話をいただいている。「ママフェスタ」というイベントに出展し、そこを糸口に仕事をいただいたケースもあった。そこで出会った人がまた広めてくれる…こうやって今どんどん広げている。

私が本当に今していきたいことは何か。

風船を通して私がやってきたことを、次の世代に伝える

ことであり、同時に

自分が直面した生きづらさに苦しむ人たちに自信と生きる力を身に着けてもらうことによって、自立へのきっかけをつかんでいただく

ことである。

だから私は、バルーンセミナーで技術を身につけるのではなく、自分の生きざまを伝えるための人脈づくりに取り組んでいるのである。

そのフレーズとして取り入れたのが

くす玉のような存在になりたい

ということである。

というか、自分の生き様が

くす玉のような存在

になりつつある。

そして、私が目指しているのは

一人一人の心の中にくす玉の種を植え、そのくす玉が大輪の華として花開くのを手助けしていく

ことなのである。

「はたをらくにする」ということは、

周囲の人を幸せにする

という意味もある。その意味で私は「働くことができている」のかもしれない。

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