何がしたいのかを明確にしないと!

こんにちは。

このところ休日出勤が多く、今日は振替の休みです。

さて、今私が勤務している会社のバルーンショップは、

もぬけの殻

です。

理由は、在庫入れ替えを行うためなのですが…1年間トライアルをして、一度も売れなかったバルーンを処分し、一方で新しい柄のバルーンを入れます。

理想は

いつでも風船が買える環境をつくる

ことなのですが…現実はソニプラやハンズに負けています。

というか、人口120万人の広島市で、今私が勤務している会社のバルーンショップ以外に実店舗は1軒しかないのです。この店は20年近く営業を続けていますが、そこしかないのです。PさんやMさん、Jさんなど有名バルーンデコレーター・著名バルーンアーティストは複数いるのに…ツイスターズを二度も開催した都市なのに…

どのバルーンデコレーターさんも、どのバルーンアーティストさんも、実店舗を持たずに活動しているのが現状なのです。

そのような中で、一見「何がしたいのかわからない」状態になっているバルーンショップAWESOME!の現状なのですが、当店はれっきとした存在意義があります。それは

障がいがあっても働ける場を創造する

ということです。

ここで障がい者就労の実情の話をしますと、就労継続支援にはA型とB型があります。

就労継続支援A型についての解説はこちら(WAMNETにリンクします)

この就労継続支援A型は、この4月から「自立支援給付費」からの利用者への賃金支払いが禁止されます。「自立支援給付費」から利用者への賃金支払いについては様々な問題があったと聞いています(ソウス)。よって、今のバルーンショップAWESOME!を就労継続支援として成り立たせるには、収益から利用者の賃金を支払えるようにしなければいけなくなるわけです。

そのために今、私が中心となって潜在需要を掘り起こしているのです。ニーズはあり、現実黒字決算で会社の収益向上に寄与できているので、4月以降も営業を継続します。しかも壁一枚向こうでは訪問介護事業所と中高生向け放課後等児童デイサービスが営業しています。ちなみに私が今所属している会社は、「高齢者デイサービスと保育園が同居した施設」を運営していますが、このような施設は全国でも珍しいようです。

ここはバルーンを通して発信する場ですので、話を元に戻しますが、私は旧Y’s Dream時代に「何がしたいのかわからない」バルーンショップを閉店させた経験があります。あるバルーンデコレーターさんから相談があり、実際に店舗を訪れてみたのですが、率直に言って

「このバルーンショップ、何がしたいのかわからない」

という一言でした。ターゲットもはっきりしない、立地条件は悪い、ただ家賃だけが高い…「これでは金をどぶに捨てるだけ、長く続けることはできない」と判断し、閉店を勧告し、私の勧めに従ってすぐに店を閉じました。その後、私のヘルプをしたり、自分たちでもイベント出店を繰り返していたようでしたが、長く続きませんでした。

要は、

何がしたいのか明確でないと、長く続けることはできない

のです。

人口10万人程度の島根県出雲市には、バルーンショップが2軒あります。いずれも最近できたのですが、共存できています。人口60万人程度の鹿児島市は、バルーンショップが3軒あります(以前は4軒だったが、1軒閉店した模様)。ほかにもいろいろな街でバルーンショップが増えつつあり、気軽にバルーンが購入できる環境が全国で整いつつあります。その中で競争が激しくなるのは当然です。

そうなると、店の個性を出して他店にない売りを見つけ出すことによって、競争に生き残る必要があるのではないでしょうか。そのためにも、

何がしたいのかを明確にする

必要があります。

地域づくりのイベントの弊社ブース

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