風船で伝えたい想い

こんにちは。

平成が間もなく終わります。新元号も「令和」と決まりました。「昭和」と響きが似ていて、いまだに「りょうわ」と「令」を「大宝律令」の「りょう」から読んでしまっています。しかし、出典が全く異なるらしいです。私は「昭和への逆戻りでは」と一瞬思いました…

平成が終わるまでに、このブログの記事はもう1回だけアップしようと考えています。なぜなら、私にとって、

平成は風船と共にあった

と考えていますが、それについては平成が終わるまでに詳しく述べたいからです。

さて、とあるバルーンアーティストが作品を制作している現場を目にする機会がありました。この方は世界トップレベルのバルーンアーティストの方なのですが、その姿に私は元気をいただきました。

私はことあるごとに、

風船に生命を吹き込んでいる

という表現を使っています。風船に生命を吹き込む…とはすなわち、

自ら生命を吹き込んだ風船たちが、その使命を果たすために世に出る

ことを意味します。その風船たちに生命を吹き込むのが、私たちバルーンアーティストの仕事なのです。

私の制作した作品たちを見て、よく言われるのが

元気をいただけた

ということです。こういわれると、私の心の中でくす玉がはじけます。

それだけではありません。バルーン演出は一瞬一瞬が勝負です。失敗すると「返還欠場」です。

※「返還欠場」という言葉はたびたび出てきますが、今一度改めて解説します。これはもともとボートレース(=競艇)の用語で、スタートを失敗する(=「スタート事故」と呼ぶ)と当該選手は即退場となり、当該選手に対する賭け金を全額返さなければいけなくなる、すなわち「返還」=全額お返しする、「欠場」=最初からなかった扱いになる、というルールになっていることから、こう呼ぶようになったそうです。バルーン演出で失敗することを私は「演出事故」と長年呼んでいて、やはり代金をお客様に返すことになり金銭的にも大きな損失になるのです。さらに、「事故」という言葉から非常に悔しく、つらい思いをします。

その代わり、成功すると

天に舞い上がる、体中を突き抜けるほどの快感を覚える

のです。この時、多くの人たちの心の中にいつまでも残る感動を生み出すのです。そういう感動を生み出すことができるのが私なのです。

もう何度も述べているのですが、私はくす玉がはじける瞬間にあこがれ、この世界に入りました。まだ20世紀だったころ、「くす玉バルーン」を生み出し、世に送り出しました。インターネットで通信販売し、全国へ数多くの「くす玉バルーン」を届けることができました。2000年から2013年まで、10年以上の長きにわたり、続きました。

2012年、うつ病を発症し、2013年に旧Y’s Dreamを廃業しました。うつ病の治療と検証の過程で、発達障害が判明しました。さらに両親が厳しい躾を受けて生育した結果、私は「虐待」レベルの暴力を伴った躾を受けました。私が廃業を決断したのも、自らを犠牲にして両親を安心させ、心の平安を取り戻すために下した決断だったのです。

しかしながら、私は風船を捨てることはできませんでした。すべてを捨て去ろうとしても、どうしても風船が残ってしまいました。すべてを捨て去ろうとして、最後に残ったものが、その人の本質になる、といわれますが、私にとってそれが風船だったのです。私の両親はそれを捨て去れ、と命じましたが、両親の命ずるままにそうしていたら、全くスカスカ、パサパサの人間となり、無駄に年を重ねただけの単なる「子供部屋おっさん」になっています。そうなってもよい、と私は考え、「論語」をはじめとした儒教の本を読み漁り、自己洗脳を試みましたが、駄目でした。

私は「福祉関係、とりわけ同じ障がいのある子どもたちに私の経験を生かすことができるかもしれない」と考えるようになり、その結果、2015年にとある福祉事業を営む企業と出会い、3年余りその会社にお世話になりました。この会社ではいろいろな出会いがあり、経験もさせていただきました。そして勉強になりました。

私は「障がいのある子どもたちや引きこもり、ニートになっている若者たちに、私の経験を生かすことができるのではないか」という考えを引き続き持っています。その一方で、こう考えるようになりました。

「おめでとう」ということができる自分になっていた

正直、つい数年前までは私は「自己否定」の塊でした。どんなに素晴らしいことを自分が長年続けていたか、気が付きませんでした。ただただ上ばかり見て、見えない頂点を目指していたのです。その自分が、自分のやってきたことがどれだけすごく、素晴らしいことだったのか、ようやく最近になって気が付いたのです。これ自体「自己肯定」でした。そうやって自己否定を克服できた自分に「おめでとう」という言葉を投げかけることができるようになったのです。

これこそが「私の風船で伝えたい想い」なのです。

くす玉のひもを引っ張るときの気持ちよさ、それがすなわち自分に対して「おめでとう!」といえることに通じるのです。その喜び、感動を一人でも多くの人に伝えていくのが、今後(=令和)自分がすべきことだと思うのです。

私のお気に入りの瞬間たち

私のお気に入りの瞬間たち

congratulations!

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