天国と地獄

こんばんは。

私は毎週毎週、スパークバルーンを仕込み、仕掛け、そしてはじけさせています。

この日曜日もたくさんのスパークバルーンがはじけました…

スパークバルーンの仕込は週の半ば、木曜日ないしは金曜日に中の風船を詰め込む作業を行います。多い州の場合、水曜日ぐらいに始まることもあります。空気で膨らませるので、しぼんでしまうことはありません。

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披露宴開始前のエントランス

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セッティングは基本的に当日の朝に行います。早い時は午前6時ぐらいにすることも。配線作業もあるので、結構な時間がかかります。
今回は会場中にスパークバルーンを仕掛けました

当日は披露宴開始前に担当プランナーさんや司会者さんとの打ち合わせを行い、スパークさせるタイミングを念入りに何度も確認します。

そしてその瞬間までひたすら待つ…

時間が近づくにつれて、緊張は高まります。

「失敗したらどうしよう…」

歓談中に忍び込んだりして、何度もチェックします。それもさりげなく

そしてその瞬間を迎えます。

私はすべての神経を集中させてスイッチを押します。

新郎新婦が最後に一礼した瞬間

パーン!!!!!!!!

とにかく何とも言い難い、最高に華やかで感動的な瞬間が繰り広げられます。

まさに新郎新婦にとっては人生最高の瞬間です。

ゲストからも感動の歓声が上がります…

その時の私の心境は、

ほっとすると同時に

何とも言い難い快感を感じます。

 

最近は本番中に撮影をすることが少なくなりました。(ブライダルフェアで撮影しているケースがほとんどです)

個人情報保護の関係もあるのですが、撮影をすることによって、集中力がそがれるというのが一番の理由です。とにかくその瞬間、その数秒間の感動に私のすべてを注いでいるのです。

披露宴が終わった後、スタッフのみなさんの笑顔がすべてを物語っています。

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写真はゲストの皆様がお開き口から全員出られた直後に撮影しました。この後は撤収です…

撤収の際もみんな笑顔です…

以上は成功したときの話、というよりこのパターンがほとんどです。

ここからは年に数回しかない悲しいパターンの話です。

スイッチを押した…あれ…あれ…なんで!?!?


この時の私の気持ち…わかりますか?


終わった後のバックヤード・・・


まさに「×××の待合室」状態になってしまいます…


壁を叩いて悔しがったり、

担当プランナーさんに土下座したり…


新郎新婦様に土下座したこともあります…


とにかく失敗すると

悔しく、つらいです・・・・・・・・・・・・・・

過去には非常口からこっそり帰宅したり、

悔しさで3日間なにも食べなかったり…

×××の前で風船を処分したり…

ひどい時には遠く離れた高野山(和歌山県、紀伊半島にあるあの弘法大師の霊場ですよ。)は奥ノ院(いろいろなお墓があるところ)まで行ってしまったことも…

まさに

天国か地獄か

白か黒か

生か死か

常に背水の陣です

しかしそれでも私はバルーン演出が大好きです…

なぜなら

成功したときの

最高の感動を一度味わうと

もうやめられない


すべては最高の一瞬のために…


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