肝心のウェディングプランナーが…

こんにちは。

これから寒くなりそうです…一気に秋が深まり、北国では冬の足音が…つい数週間前は「暑い」だの言っていたのが…

さて、今日は本当に寒いお話。

昨日の夜7時ごろ、092で始まる見慣れない番号から電話が…またお客様かな、と思ったら、

「福岡市にあります結婚式場××××××の○○と申します…実は、バルーン電報を間違って割ってしまいまして…」

という。

「どうしてうちへ」と聞くと

「どこと取引しているのかわからなくて、持ってこられたお店に真っ先に電話したのですが、閉店後で電話が通じず、仕方なく片っ端から電話をしている…明日朝8時には新郎新婦さんが見えられる、それまでに何とかしたい」という。

私はあきれてものが言えなかった。

しかもフォイルバルーン1個を持ってくるのに2万かかるという現実がある。私は新幹線で広島から博多まで持ってくることはできるが、その場合往復交通費は実費もらう、と告げた。

私はこの××××××に出入りしているバルーン業者さんがどの業者様かたまたま知っていて、そこに相談するのが先だ、もしそことも連絡が取れなかったら最終手段として、私が持ってくる、その場合は2万円請求する、と告げ、電話を切った。その後電話がなかったので、おそらくその業者様と連絡がついて、対応できたのだろう。

この××××××、社員教育はいったいどうなっているのか、疑った。

トラブルが起きた時にウェディングプランナーは沈着冷静に対応するのが当たり前である。そもそもバルーン電報が入った箱をカッターナイフであけたのが間違いである。それに福岡にないうちにどうしてかけてきたのか、理解に苦しむ。頭の中が真っ白になって、かなりのパニック状態になっていたのは間違いない。

とにかく新郎新婦のために全力をつくそうとして、後先のことを考えずに行動したのだろう。

今まで私は数多くのウェディングプランナーさんと接してきたが、このような足元がおぼつかないようなウェディングプランナーは会社だけが急成長し、スタッフの成長が追い付いていないところに多い。私もいくつかそのようなところを見てきた。

それだけではない。ウェディングプランナーが「ただ商品だけを売ればいい」という頭になっているために、「どうすれば感動的な演出を提供できるか」という発想になっていないという大きな問題が今のブライダル業界に横たわっている。その現状に甘えているバルーン業者も存在するのが現状である。これでは新郎新婦さんの支持を得ることはできない。

この××××××の運営会社は、現場のウェディングプランナーに出入り業者の選択権が与えられていないと考えられる。そのためこのプランナーさんもどこと契約しているのかわからなかった可能性が非常に高い。「うちは他社より高いキックバック率です」といって、キックバック率だけを基準に業者を選んだ結果がこれである。現場と本社の意識の違いがこういうところに出てしまう。

今求められているのは

「いかに会社の利益に貢献するか」

ではなく

「いかに新郎新婦様に最高の感動を提供するか」

ということです。

肝心のウェディングプランナーが…」への2件のフィードバック

  1. 笑顔@風船

    SECRET: 0
    PASS:
    日本の現実なんですネ
    仕事も教育も
    みんな上っ面を滑って歩くだけ
    中身がどっかに・・・
    バルーンアートの世界も
    そうならないように願っています

    返信

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください