こんにちは。
明日から今月いっぱい超多忙になります。昨年は震災で大部分が流れた、卒園式での風船のご注文ラッシュです。婚礼ももちろんたくさんあります。
今日は今月最後のオフで、ゆっくり過ごしています。
とあるホテルに資料を届けたのち、向かったのは
一蘭
というラーメン屋。
博多では超有名なラーメン店である。
最近広島に支店を出し、連日行列ができている。ようやく今日はじめて食べることができた。
このラーメン屋、システムが何とも言い難い。
詳細は一蘭のホームページを見ていただくとして、私が思ったのは
あまりにも完璧すぎるシステム
だと思った。
味集中カウンター
店員の顔も、
同席者の顔も
一切見ない。
食事中はカウンターの前のすだれが下がる。
リクエストは注文の際にもらった紙に丸をしてカウンターの前に出す。
もちろん替え玉も箸袋に丸をしてオーダー。
味も完璧だが
システムが完璧すぎる…
私は養鶏場の鶏になったような気分だった。
ここで最近つくづく思うのが
風船を膨らませているのは人間である
という、当たり前のこと。
私たちをただ風船を膨らませるロボットとしかとらえていないのではないか、
とも考えられかねない言動を耳にしたり、目にすることがたまに見られる。
このような言動に接すると、とても悲しい気持ちでいっぱいになってしまうのは言うまでもない。
確かにお客様の皆様に提供する風船を口で膨らませることはしない。
しかし、私は何百、何千という風船を一つ一つ手で膨らませる。たとえどんな機械を使っても、最後は人間の手で形になっていく。
一見当たり前にみえるが、風船一つ一つには私たちの思いが込められているのである。
そしてこれも当たり前のことなのだが、
結婚式を挙げるのは一人の男と一人の女、
つまり人間同士なのである。
人間同士、何十億分の偶然が永遠になるその瞬間、祝福されるのは当然のこと。
そこにはカップルの数だけストーリーがある。
なのに、ごく一部の結婚式に携わる人たちは、
あたかもロボット同士の組み合わせのように、
流れ作業で結婚式や披露宴に携わっている。
某大手ハンバーガーチェーンはマニュアル化によって、世界中に均質な味のハンバーガーを提供している。
一方、東京ディズニーリゾートにマニュアルはないという。
そこにはいかにゲストを楽しませ、喜ばせ、感動的な楽しい一日を過ごすことができるか、という目的があり、それに基づいてキャストが一人一人の役目を果たしているのである。
風船を膨らませるのも
結婚式を挙げるのも
ロボットではありません!!!!!