こんばんは。
本当に今度こそ、2014年最後になります。2014年が終わる前に一つだけ述べておきたいことがあります。
日本人はどうして、春は桜、夏は花火に感動するのでしょうか…
たとえはかなくても、いつまでも心に残る瞬間だからではないのでしょうか…
同じことがバルーン演出にも当てはまる、と思います。
私は現役時代、そのような瞬間を作り上げてきたのです。
この「ふうせんでつたえたいこと」には、私のスパークバルーンに対する思いといったものも述べてきました。
花火もそうですが、最高の瞬間を演出するためには、すべてを集中させ、すべてをその瞬間のために注ぎ込む力が必要です。それも1日ではなく、何日も準備を重ねるのです。
どんなに辛くても、どんなにきつくても、
風船がはじけ、舞う一瞬がもたらす感動のためにあったのです。
そしてその瞬間が多くの人にもたらすものは
いつまでも心に残る感動なのです。
その思いが伝わった時、私の中に、たとえようもない快感が走り抜けます。
それを何とたとえたらいいのか、いまだにわかりません。天に舞い上がる気持ちというべきか、それとも体中を電流が走る抜ける気持ちというべきか…
それぐらい、つくりあげる自分にとっても感動的なのです。
それだけのために、これまでやってきたのです。
このコラージュ、すべて私がつくりあげた感動の瞬間で彩られています。
このコラージュを作りながら、私はバルーン演出が成功したときのあの瞬間を思い出していました。
このような瞬間を味わうことは、恐らく今後、あるかどうかわかりません。
ただ、これだけのものを作り上げてきたということが自分の人生の中で大いに生きることは間違いありません。
成功したときのたとえようもない快感…挑戦する価値は十分にあると思いますし、機会があれば、私はまた挑戦したいです。
一番良いのは、これから経験を重ねようという若いバルーンデコレーターの皆さんが、このような演出に挑戦することです。失敗したときの悔し涙を恐れてはいけません。成功したときのうれし涙を流すために、どんどん頑張っていただきたいです。
そのために、私は自分が築き上げたノウハウをこれからもどんどん提供していきたいです。
この「ふうせんでつたえたいこと」で一番私が伝えたかったことは、そのような心構えで風船に接する若いバルーンデコレーターを育てたかったからなのです。
それだけではありません。私が風船に接する態度から、これから社会で活躍するであろう若い人たちに、「夢をかなえるということはどういうことなのか」「夢をかなえるためには何をすべきか」ということを学び取ってほしかったのです。
だから、このような過去を振り返るコンテンツを作ってきたのです。過去から学んで未来に生かす…私が生命を吹き込んだ一つ一つの風船に、未来への希望を託していきたいと思います。