月別アーカイブ: 2011年10月

暴発・・・

こんばんは。

もう夕方5時を回ると「こんばんは」ですね。

10月も半ばだというのに、ブライダルの仕事が伸び悩んでいます…正直言って不安です…

さて、先週の土曜日・・・

仕込中に中に小さなハート約100個が詰まった4フィートバルーンが…

ボン爆発

通常の大きさ(直径約120センチ)に達する前に割れてしまいました…

同じ日・・・

別の会場

やはり仕込中に小さなハート約60個が詰まった3フィートバルーンが…

バン爆発

やはり通常の大きさ(直径約80センチ)に達する前に割れてしまいました…

いずれも原因は

ピンホール

こういうこともあるので、予備を用意します。

結局その日は予備総動員

背筋がぞっとしました…

よく無事故で終えられたな…顔(和む)

どこでも届けますよ…

こんにちは。

ようやく忙しくなってきました…

というより今週末は地元の現場よりもインターネット受注分のほうが多い状態。

北の最果ての町、W市へも出荷しました…北海道W市をはじめとしたS地方へ出荷したのはこれで三回目。

その町からは最寄りのバルーンショップまで

片道約200キロ!

最低でも4時間30分はかかります。

しかもこれからの季節、道路凍結などもあって普通に走れない状態になります…

風船を買うのにも一日がかりです!

だから時々うちに注文が来ます…

この都市に限らず、風船を買うのに一日がかりの旅をしなければいけないところはいくつかあります。

例えば、真珠と鯛で有名な四国のE県U市。周辺にバルーンショップがないため、県庁のあるM市まで片道100キロのドライブ…高速道路があるので、片道2時間もあればつきますが…結婚式でバルーンを使いたい場合は、出張をお願いしなければなりません。このE県U市には私も何度か訪れました。水産都市で、新鮮な魚を何度もいただきましたが…

そしてもっと大変なのが離島。

たとえばキリシタンの島として有名なN県のF島。ここもバルーンショップがなく、本土まで船に乗っていかないといけません。

もっとも地元にあるもっとも高級なホテルでは、バルーン業者と提携しているため、本土までわたることなく用意することが可能です。この島も数回訪れ、レンタカーを借りて観光したことがあります。

それにしてもこの島の海の青さ、感動した…

DSC01684

N県F島のとあるところを撮影。沖縄より海が青い…

そもそもY’s Dreamの使命…

どんな過疎地でも風船の楽しさ、華やかさ、美しさを届けたい…

というところから始まった。

Y’s Dreamの発祥の地は中国地方にあるS県のとある町。今でこそこの町の近くにはバルーンデコレーターがいるが、10年以上昔の当時はだれもいなかった。

だから伝統的に弊社は過疎地に強い。

肝心のウェディングプランナーが…

こんにちは。

これから寒くなりそうです…一気に秋が深まり、北国では冬の足音が…つい数週間前は「暑い」だの言っていたのが…

さて、今日は本当に寒いお話。

昨日の夜7時ごろ、092で始まる見慣れない番号から電話が…またお客様かな、と思ったら、

「福岡市にあります結婚式場××××××の○○と申します…実は、バルーン電報を間違って割ってしまいまして…」

という。

「どうしてうちへ」と聞くと

「どこと取引しているのかわからなくて、持ってこられたお店に真っ先に電話したのですが、閉店後で電話が通じず、仕方なく片っ端から電話をしている…明日朝8時には新郎新婦さんが見えられる、それまでに何とかしたい」という。

私はあきれてものが言えなかった。

しかもフォイルバルーン1個を持ってくるのに2万かかるという現実がある。私は新幹線で広島から博多まで持ってくることはできるが、その場合往復交通費は実費もらう、と告げた。

私はこの××××××に出入りしているバルーン業者さんがどの業者様かたまたま知っていて、そこに相談するのが先だ、もしそことも連絡が取れなかったら最終手段として、私が持ってくる、その場合は2万円請求する、と告げ、電話を切った。その後電話がなかったので、おそらくその業者様と連絡がついて、対応できたのだろう。

この××××××、社員教育はいったいどうなっているのか、疑った。

トラブルが起きた時にウェディングプランナーは沈着冷静に対応するのが当たり前である。そもそもバルーン電報が入った箱をカッターナイフであけたのが間違いである。それに福岡にないうちにどうしてかけてきたのか、理解に苦しむ。頭の中が真っ白になって、かなりのパニック状態になっていたのは間違いない。

とにかく新郎新婦のために全力をつくそうとして、後先のことを考えずに行動したのだろう。

今まで私は数多くのウェディングプランナーさんと接してきたが、このような足元がおぼつかないようなウェディングプランナーは会社だけが急成長し、スタッフの成長が追い付いていないところに多い。私もいくつかそのようなところを見てきた。

それだけではない。ウェディングプランナーが「ただ商品だけを売ればいい」という頭になっているために、「どうすれば感動的な演出を提供できるか」という発想になっていないという大きな問題が今のブライダル業界に横たわっている。その現状に甘えているバルーン業者も存在するのが現状である。これでは新郎新婦さんの支持を得ることはできない。

この××××××の運営会社は、現場のウェディングプランナーに出入り業者の選択権が与えられていないと考えられる。そのためこのプランナーさんもどこと契約しているのかわからなかった可能性が非常に高い。「うちは他社より高いキックバック率です」といって、キックバック率だけを基準に業者を選んだ結果がこれである。現場と本社の意識の違いがこういうところに出てしまう。

今求められているのは

「いかに会社の利益に貢献するか」

ではなく

「いかに新郎新婦様に最高の感動を提供するか」

ということです。