こんにちは。
発達障がいを抱え、悩んでいる人たちに風船でできることはいったい何か…
先日、とあるピアノ教室の発表会を手掛ける機会がありました。というより、このコロナ禍で発表会が安全上できない状態になり、「何か形に残ることはできないか」という相談を受け、作ってみました。
下の方が最初制作したもの、正月をはさんで上のようにやり替えました。
子どもたちはこの作品にすごく感動したらしいです。
そのピアノ教室で「音楽療育」を行っているのですが、そのカリキュラムの中で風船を使っているそうなのです。聞くと、学校の授業でリコーダーに苦しむ子どもたちが結構いるらしく、発達障がいの子どもたちは肺活量の問題があることがよくあるらしいです。そうこうしているうちに、苦手意識を持つようになり、結果「音楽」が「音が苦」になってしまうのだそうです。それを克服するために、風船を使っているそうなのです。
音楽を用いた療育は最近幅広く取り入れられています。私が以前勤務していた会社の放課後等児童デイサービスでも取り入れているところがありました。実際療育の様子を見学したこともあります。
他方、最近は「さっかありょういく」なるものもあるらしいです。日本発達支援サッカー協会
さらに、私の周辺では、「好きなことをとことんさせてあげよう」ということをベースにした放課後等児童デイサービスも複数立ち上がっています。その一環として風船を療育に取り入れよう、という動きが出てきました。
このような流れを総合的に考えた結果、
風船を通して子どもたちの発達を支援し、生きる力を身に着けるプログラムを確立する
ことを目指して、
ふうせんりょういく
を編み出していくことにしました。その先に自立、就労がある、という考えに至りました。
昨年、私は高齢者の認知症予防並びに生きる意欲の醸成を目指して
バルーンセラピー
なるものを立ち上げました。このコロナ禍で高齢者施設への出入りが困難な情勢になり、停滞していますが、同じことは障がい者福祉にも当てはまります。
ふうせんりょういく・障がい者雇用バルーンショップ・バルーンセラピーの三位一体で動かし、回していく
必要があると考えています。
その優先順位を総合的に考えた結果、プロジェクトの順序を入れ替える必要が生じました。さらに
常に私の想いを発信し、同時に作品を展示し、いつでも購入することができる場所が必要
ということになり、広島市内の某所で開設の準備を進めることにしました。スペースそのものは狭くてもよいと考えています。
このような状況の変化を考えた結果、一度にやろうとするとすべてが中途半端になってしまう。当初のクラウドファウンディングはいったん先送りしたほうが良い
という結論に達しました。
このピアノ教室はおそらく、風船のサブスクリプションを導入するモデルケースになりそうです。すでに「風船があるからこのピアノ教室に通うことが楽しい」と思い始めている子どもたちもいるそうです。春は桜、夏は海、そしてハロウィンにクリスマス…夢は広がっています。それよりなにより、
私が生命を吹き込んでいる風船たちがどれだけの夢と希望を与えているか
ということにつながります。その先にあるのが
くす玉がはじけ、たくさんの風船と紙吹雪が舞い、たくさんのおめでとうとありがとうに包まれる
その高揚感と達成感を味わうことによって、自己肯定感が培われ、生きる自信につながる
ということです。それがすなわち私が目指していることであり、「ふうせんりょういく」「バルーンセラピー」の趣旨なのです。