こんばんは。
やっと宮島口へ帰ってきました…
絶景の地から絶景の地へ…
私がこの週末につくりあげた感動の瞬間…
一番最後の動画が今回の分です。
こちらは先週末
この一瞬のためだけに、膨大な時間とエネルギーを私は費やす。
そして…
最高の瞬間が作り出される。
すべての風船を私一人で何時間もかけて命を吹き込んだ。
すべてが実った時の私の感動と言ったら…
思わず舞台裏でガッツポーズ、ハイタッチ…
作り出した側の自分も感動している…
もう何と言っていいのかわからない。
作り出す側が感動しているのだから…
こういう感動の瞬間を作り出してきたのだが…
こういう感動の瞬間を作り出すための材料が手に入らない…
月別アーカイブ: 2012年11月
素晴らしき仕事、しかし…
こんばんは。
今私は、大分県別府市にいます。
今日は一日空と海と山と紅葉を見て、温泉に入って、ゆったり過ごしました。
昨日の仕事はまさに、Y’s Dreamのバルーンウェディングの集大成…
自分の目指している方向がはっきりしました。
しかし、今、それを実現させるための道具は、日本では手に入りません。
ヘリウムガスが日本国内で入手困難になっています。
正直言います。
私の目指しているもの、それを実現させるためには、ヘリウムガスは必要不可欠です。
ヘリウムガスがないと、風船の持つ魅力は半減します。
今日、一日中私はとよの国の青い空を見て、別府の湯に一日つかっていました。
私がしていること、それはほんの一瞬です。
しかしその一瞬が、人生の中でいつまでも残る最高の思い出として残るのです。
その瞬間のために、私は何時間、場合によっては12時間もの時間をかけるのです。
私は風船に生命を吹き込むことを生業としています。
もちろん空気だけでもできることはあります。
しかしそれを最大限引き立たせるのは、やはりヘリウムガスです。
それができなくなるかもしれない今の状況、今後のことは神のみぞ知る世界です。
しかし、私はとよの国の青い空を見て決めました。
ヘリウムガスが工業用・医療用以外の目的に使用されなくなり、風船を膨らませるのに使われなくなったときは、もうこの仕事をきっぱりやめようと。
ヘリウムガスで浮かぶ風船が1個¥10000もするような貴重品になったり、ヘリウムガスが風船用として全く流通しなくなるような事態に至った場合は、私はこの風船の仕事から身を引くつもりです。
そのような事態になったら、結婚式や式典などでのバルーンリリースは全く行われなくなり、他の演出に代替されることになるでしょう。
現状では、その可能性がないとは言い切れません。
私は大空を、自然を、そしてありふれた日常を最高に幸せに満ち溢れた空間に変えるだけの力がありますし、これまで数多くの感動を作り上げてきました。これからもたくさん作り上げていきたいことに変わりはありません。
しかし、そのためにはヘリウムガスの力がどうしても必要なのです。
それが不可能になったときは、あっさり身を引くのが賢明だとまで考えています。
本当に風船が好きで私は10年以上、続けてきました。
今年の初夏に病に倒れ、転職を考えてもなお、やはり自分には風船しかない、と考え、再始動を図りました。
そして自分の今後目指すべき方向を見つけ、それに向かって歩き出していたところでした。そこにヘリウムガスショックが襲ったのです。
この風船の仕事につけて私は幸せでしたし、誇りに思っています。
そしてヘリウムガスさえあれば今後とも続けていきたいのは事実ですし、そうするべきです。
しかしヘリウムガスがないと自分の目指すべきところにたどり着かないのが事実です。
本当に今後ヘリウムガスは風船に使うことができなくなってしまうのかどうか、現時点では全く分りません。
青い空に無数の風船が舞い上がる光景…
私はこの光景をこよなく愛し、あこがれ、自らの手で作り上げてきました。
一体どれだけの風船が私の手で生命を吹き込まれたのか、数えきれません。
その光景が多くの人の心の中にいつまでも刻み込まれているのも紛れもない事実です。
大空を舞う風船…どれだけの人がこの光景に心ときめかせたことでしょうか…
その光景が過去のものとなってしまった時、
私は風船を膨らませる手を置くことにします。
風船を愛するが故の決断です。
そうならないためにも、関係各所、特に政治は最大限の努力を図るべきです。
2012年11月18日
豊後の国、別府鉄輪にて
Yohei Kajikawa
13年前の今日、私は石見交通というバス会社を去りました。
この別府という町は私にとって、とてもゆかりがあります。
大学生としての私
バス会社従業員としての私
そして、
バルーンアーティストとしての私…
この別府という町は、そのすべてとかかわりがあるのです。
ヘリウムガスが再び風船を膨らませるために使えるようになり
私が再び風船に生命を吹き込むことができることを
別府の星空に祈りながら…
鳥肌が立つ感動
こんにちは。
写真ではわからないですが、とにかく絶景でした。うっすらと○○山も見えました。
というわけで出張していました…
この一瞬のためだけに…
写真担当の女性の方が、この演出を見て
鳥肌が立つほど感動した
とのこと…
風船の中から出てくる演出は、もはや定着した。
しかし風船に包まれるようにして登場する演出は…
今まで見た中で最高の演出だった
この写真担当の女性の方といろいろ話をしたのだが、
私から元気をもらった
明日からまた頑張ろうという気になった
といわれた。
今回ご注文をいただいた新郎新婦様、ゲストの皆様、会場のスタッフの皆様が感動したのは言うまでもないが…
正直言う。
私はこれまで10年以上にわたって風船を膨らませ続けてきた。
自分が思い描いてきた最高の瞬間を作ることだけに専念してきた。
その中で、私はものすごい迷いの中にいた。
スパークバルーンがコモディティ化し、価格競争になりつつある。
私は某家電メーカー(今回この会社のテレビ工場の近くに宿泊した)と同じ迷宮に入り込みつつあった。
しかし、この一言は…
もうたとえようのないものだった。
今回新郎新婦様は、広島から遠く離れた東海地方の某所在住。会場もその近く。
私は思い切って受注に踏み切った。
そして…
会場の指定業者の枠の中で考えていては、なしえない仕事ができた。
私が本当にしたかったバルーン演出はこれだった…
鳥肌が立つほどの感動…
私が目指しているものである。
すべては、最高の一瞬のために…
最高の一瞬が、人生の中でいつまでも残る最高の感動になる…
私はこの瞬間をこれからもつくりあげていきたい…