こんにちは。
とある披露宴のバルーンです。上の写真が受け付け、挙式をしている間にこのバルーンを披露宴会場に運び、下の写真のように再び飾りました。
全国的に見ても珍しい天井の高い、まるでプラネタリウムのような披露宴会場。
演出に集中したため写真はありませんが、天井から約200個のハートの風船が舞う演出もしました。舞い降りたのはもちろんテーマカラーの水色と黄色のハートです。
(動画がアップされていましたので、ご覧ください!)
この演出はこの結婚式場のかつての名物演出で、延べ1000組以上手掛けていました。
詳しくはこちらをご覧ください(この会場さんのブログにリンクを張っております)
1997年から2013年までの16年間、私はとにかく数えきれない感動の瞬間を自らの手で作り出してきました。このことは今でも誇りに思っています。
しかし、2012年ごろには長年の無理がたたり、体も心も言うことを聞かなくなってしまいました。その上に2012年秋から2013年春にかけてヘリウムガスが一時払底し、一見安定しているように見える今でも世界情勢に左右されているのが現状で、ヘリウムガスの価格は高騰してしまいました。
2012年11月の披露宴
これも2012年11月の披露宴。
2013年7月の披露宴
旧Y’s Dream最後の披露宴のバルーン演出。2013年8月のことでした。
私はバルーン業界から足を洗うつもりでした。でも…それはできませんでした。
2014年の作品ばかりを集めて作ったグラフィックです。
2015年7月の「きたひろしまミュージカル」の作品(一部過去のものも含まれています)。
お気づきでしょうか。
私は細長い風船をひねるのが実は得意ではないのです。手先はとにかく不器用です。2014年に職業評価を受けた際、バルーンデコレーターはむしろ「不適」という判定を受けています。
(広島でバルーンドレスなどの細長い風船を使った作品をお探しなら「からふる工房」さんや「じゃっきい」さんをお勧めします)
しかし、丸い風船・ハートの風船など、細長くない風船ならまだまだ彼ら・彼女らに負けません。というか、丸い風船やハートの風船といったいわゆる「ひねらない」風船、とりわけゴム風船の方が、本来の風船の持ち味を持っているような気がします。
そして私は今、発達障害や精神障害を抱えて生きにくさに苦しむ人たちにバルーンを通して社会参加のきっかけをつかむことと、将来のバルーン業界やブライダル業界など、人々を感動させ、幸せな気持ちにさせる職業を目指す若者たちに、バルーンを通した自らの経験及びノウハウを提供するという取り組みに中心を移しています。
限界まで取り組んだからこそ、できることだと私は考えています。