月別アーカイブ: 2013年5月

私が一番やりたかったことって一体

何だったのだろうか
こんにちは。
今、ある方から電話がありました。
…友達の結婚式でバルーンリリースを断念された…
…自分の結婚式でスパークバルーンシャワーがやりたい…
…ヘリウムガスの現状はいったいどうなっているのか…
私がバルーンの仕事の中で一番やりたかったことはいったいなんだったのか
この動画にやっぱり凝縮されているのかな…と思う

私がつくりあげた瞬間…
今も電話がかかってきた。
ぜひお願いしたい…
それにしてもなぜ私は
「最高の感動的な瞬間を作り出す」
という仕事をするようになったのか…
スパークバルーン…
当初私はこれを「くす玉バルーン」と呼んでいた。
「くす玉」=割る、という連想から、全然当時は売れなかった。
まだ20世紀の話である。
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もう13年も前のメインテーブルの画像。スパークバルーンを組み込んでいるが、自動ではない。
21世紀に変わったころあたりから、定番商品になり始めた。
以来13年、あまたの感動的な瞬間を彩ってきた。

Dsc00695v DSCF1091
今でこそコモディティ化しているが、スパークバルーンの宅配を最初に始めたのはこの私である。
というより、定番になってしまった。
でも全く何もないところから市場を作ったということだけは…
私の人生の中で一番の大きな足跡なのかもしれない。
だからこのようなことが書けるのかも…
というか、私しか書けない。
このようなことを自分の口で言えるのは、日本に何千人もいるバルーンデコレーターのうち、ほんの一握りの人たちだろう。
裏を返せば、それだけ自分がやってきたことは大きかったのである。
私は自分のやりたかったことをこの13年間やってきただけである。
でもそれが大きな実績に…
なっていた。
今私は、ドリームバルーンやスパークバルーンシャワー、自動スパークバルーンといった現場での瞬間勝負の仕事は1日1組限定にしている。このような現場での瞬間勝負はものすごいエネルギーとパワーをその瞬間に注がなければいけない。しかし成功したときの感動は…
計り知れない
一日に7組もこの演出をしたことがあった。卓上バルーンサービスやバルーンリリースも加えると、合計12件を1人でやったことがある。
その時もものすごい充実感だった…が
長年の無理は確実に私をむしばんでいた
そして昨年の今頃…倒れた。
昨年末ヘリウムガスが払底し、バルーン演出は難しくなった。
何組もの新郎新婦様がバルーンリリースを断念された。
私は一番やりたい仕事ができなくなった。
廃業・転進を真剣に考えるまでになった。
ヘリウムガスの需要が回復しつつあり、景気もアベノミクスで上向き傾向にある今だが、
これで需要が回復するか…
いつまでもしがみつくわけにはいかない…が
私には私しかできない仕事があるのもまた事実
はたしてそれを捨てていいのか…

最高の瞬間を生み出すための発想の転換

こんにちは。

今日はピーカン、青空です。

最近までならバルーンリリース日和でした…が

昨今のヘリウムガス事情、さらにブライダル事情の変化で

少なくなってしまいました…

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上から見るとどのような仕掛けで風船が舞いあがっているのかわかりません

HI3G0106

下はこのようになっているのです。仕掛けを引っ張ると舞い上がるのです。

単なるバルーンリリースもこのように感動的な演出にできるのです。

先日の大分でもそうでしたが、

予想だにしない風船の動きが感動を呼ぶ

というのを実感しました。

まさかあんなところではじけるとは…

現場のウェディングプランナーさんも感動しきりでした。

ここ数年大ヒット商品だった

ドロップアンドフライ

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何だ風船をプールに投げるだけか
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うわー舞い上がったぞ…
見たこともない演出が感動を呼ぶのです。

バルーンリリースもスパークバルーンもありきたりの演出となった今

さらなる感動を呼ぶためには、見たことがない演出が必要なのです。

そのためには、新しいことを考えることと、既存の演出から発想を広げることと、両方必要なのです。

 

想像力を膨らませることが創造につながるのです。

現場のウェディングプランナーが新郎新婦様に教えられているようでは、いけませんね。

広島でウェディングプランナーさんが与えられた演出を生かして、それらを引き立てる方法をうまく考えている結婚式場は、

ここぐらいでしょう。ここは本当に現場で働くウェディングプランナーさんが研究熱心です。私も感心しています。

あとは…会場のウェディングプランナーさんが私に信頼を寄せている状態でした。

それを上層部が「利用」してしまい、結局私は壊れたのです。

私がバルーン演出を究めようとした理由

それは…

成功したときの感動が計り知れない

からでした。

ここから風船を舞い上がらせたら

どんなに感動的だろうか…

とか

ただ新郎新婦様が風船から登場するだけでは面白くない

新郎新婦様が風船に包まれて登場したら

どんなに華やかだろうか…

とか

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単なるドリームバルーンだけではない演出

 

 

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デコレーションと見せかけておいて、実際にはスパークする仕掛けとか…

 

 

私は一瞬のためにすべてを注いできました。

最高の一瞬のために…

その最高の瞬間が

生涯心に残る感動になる…

そのためにいろいろなことを考え、形にしてきました。

その歩みは10年以上にわたります…

風船をただただ商材として扱う人たちに

この思いは伝わるのか?

私の風船に対する思いを理解していただいている人たちがいるから、今日までやってこれた。

これこそ感謝すべきことです。

残念なことに私の思いを「利用する」人がいた…

金を生み出す木として…

自分にしかなしえない仕事って一体…

何だろうか…

↓の記事とセットでご覧いただくことをお勧めします。

今日はゴールデンウィーク最終日です。交通機関が混雑する日です。

肝心のはじける瞬間を撮影できませんでしたので、いくつか絶景をご覧ください。

DSCF1238九重連山

DSCF1240はるかかなたに臨む阿蘇五岳

DSCF1241阿蘇外輪山

DSCF1242阿蘇外輪山

DSCF1243祖母・傾山、山の向こうは高千穂

DSCF1245長湯温泉。今回はゴールデンウィークさなか、ということもあって宿が取れず、近くの1台も車のいない駐車場で車中泊した。
DSCF1254明礬温泉。

DSCF1253別府湾
DSCF1257草原に沈む夕日

上記は5月4・5の両日に撮影したのだが、何かお気づきの点があるかもしれない。

昨年11月の画像

つまり、私が仕事をしてきたのは、

大分

でした…

DSCF1247パート1

DSCF1252パート2

やってきたことは同じ…1日2回。

しかし2回目の画像に注目。

1回目の画像にない、白い大きな物体が下の方にある。

これ、当初予定になく、急きょ追加したスパークバルーンシャワー。

1回目ためしにやってみたところ、アトリウムの一部にしか風船が降らなかった…アトリウム全体に風船が舞う光景を作りたい…という話になり、事前に会場の写真をホームページでみていたこともあって、「こういうこともあろうか」と思い、道具を持参していた。しかし使うかどうかわからず、使わなかった場合無駄になることもあって、道具だけの状態で大分に来た。何しろヘリウムガス不足の現状がある。出来るなら使わずにいたかった。

結局「やってみよう」ということになって、追加となった。

2回目はアトリウム全体に無数の風船が舞う光景が展開されたのは言うまでもない。

(どなたか写真ください…あせる

大分

で勘のいい方はお気づきだろう。

ヘリウムガス払底で休業に追い込まれる前の、

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…これも大分県内某所だったのである。

大分での仕事は、無事成功するともれなく温泉がついてくる…

のはいいとして…

これらの作品、私以外の人は作れるのだろうか…

↓の記事のように、感動の瞬間、それがすなわち私の作品であり、その瞬間を自らの手で作り出せるのは自分しかいないのかもしれない…

今、それが危機に立たされている。
世界情勢の変化とその結果によるヘリウムガス不足…一時は払底状態になった。
そもそも今回は最初、宅配だけの予定だった。

ところが地元広島で相次いで日本国内でもめったに見られない本物のバルーンアートの作品が展示された。

私は「負けてはいられない」という気持ちになった。

私にできること、それは最高の瞬間を風船で作り上げること…

私は当初宅配で済ませる予定だった大分のクライアント様に連絡し、出向く旨告げた。

結果大成功になった…「おかげさまで助かりました」

ある意味パセーラと家泉あづささんにこの大分のクライアント様は救われたのかもしれない。これらの作品を見て刺激を受けなければ私は大分に向かうことはなかっただろう。
半年前、「もうだめかもしれない、今回が最後になるかもしれない」と私は思っていた。

正直言って今の方が半年前より状況は厳しい。

しかし「もうダメ…」とは今は思っていない。

正直言って今回、当初予定になかったスパークバルーンシャワーを敢行したのも、技術維持の目的があった。

技術は使ってなんぼ。使わなければいつかは忘れる。そして

絵に描いた餅

になってしまう。

そうならないためにも、実践が必要だった。

いつでも最高の瞬間を作り出せるように…

体が覚えていた。

スパークバルーンシャワーも、

自動スパークバルーンも

そして

成功したときの何とも言えない感動も…

おかげさまで素晴らしい連休になった。

予算オーバーになって財政が厳しいが…

自分にしかなしえない仕事って…

いったいなんだろうか…
昨日5月5日こどもの日、とある県の県庁所在地にあるアトリウムホールでの模擬人前結婚式でスパークバルーンシャワーをしてきた。
瞬間の写真や動画は撮影を忘れた…
が、いたるところから感動の声多数。
「見たことない…」
10年前のやはりゴールデンウィークだったか、この時は広大な自然公園でのスパークバルーンリリース&バルーンリリースで、合計約1100個もの風船を舞い上がらせたとき、
「鳥肌が立つほど感動した…」
という声を複数聞いた。
今やスパークバルーンは定番商品化してしまった…が、自分にしかなしえない仕事がある、というのは本当に素晴らしいことなのかもしれない。

この動画を見ていただいたらわかるか、と思うが、例外なくどよめきに似た大歓声が響いている。
あまりの感動に声を上げている…
私はこの瞬間を自らの手で作り上げているのだが、自ら作り上げた瞬間が成功したときの自分の中に走る感情と言ったら、なんといっていいのだろうか…
………
エクスタシー…
………
とにかく何とも言えない