月別アーカイブ: 2012年9月

どうしてバルーン演出を敬遠するのか…

こんにちは。

先日とあるバルーンデコレーターの方にスパークバルーンのノウハウを教える機会がありました。

そして終わった後、いろいろ考えさせられることがありました…

昨日、そして今日と、今週末は天気も暦も悪いため、結婚式は少なめです。やはり特定日に集中する傾向があり、今年最高の暦になる来週は大忙しです。

仕事をセーブしてちょうど満杯になる状態ですから…仮にそのまま続けていたら、大変なことになっていたでしょう。

というわけで、この週末、私はある資料を作っていました。

その名も

失敗しないバルーン演出

いつまでも心に残る感動の瞬間の作り方

原則非公開PDFファイルです。

ですが…

ここでこの資料(パワーポイントを使って作ったPDFファイル)の「はじめに」を抜粋します

一斉に無数のバルーンがはじける、一斉に無数のバルーンが舞う…

バルーンアーティストなら一度はあこがれる仕事でしょう。自らの手で最高の感動の瞬間を創り上げたい…

しかし、いざやろうとすると、怖い、きつい…

失敗を恐れては何もできません。失敗を恐れずにチャレンジすることによって、成功した時の感動を味わうことができるのです。

自らの手によって作り上げた最高の瞬間によってもたらされるものは、たとえようのない最高の感動と、何とも言い難い爽快感、そしてものすごい達成感…

私は10年以上のバルーンアーティスト人生の中で1000回以上ものバルーン演出によって感動の瞬間を創り上げてきました。

しかし私も最初は失敗を重ね、悔し涙を何度も流しました。そして試行錯誤を重ね、様々な瞬間を創り上げた結果、今日に至る実績になっています。

とにかく失敗を恐れていては何も始まりません。

このハンドブックは私の長年の経験から、成功するバルーン演出のツボをコンパクトに解説したものです。

失敗の悔し涙を流してほしくない、成功の最高の感動と喜びを皆さんに味わっていただきたく、作成しました。

さああとは挑戦あるのみです!

とあります。

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まさにはじける瞬間

真珠が口を開けるかの如く
無数のバルーンが飛び出して

そして舞う!

感動の瞬間をとらえました…
先日スパークバルーンのテクニックを教えた際に撮影したハイビジョン動画をコマ送り編集しました。
材料費実費をお支払いいただき、広島まで来ていただく(もしくは広島からの往復交通費を負担する)と、1日でスパークバルーンシャワー・スパークバルーンリリース・自動スパークバルーンのノウハウをマンツーマンで教えることができます。

というわけでやっと見出しの話。

本当にそう思います…

特に女性に多いです。

でも、失敗を恐れていては何もできません。

失敗を恐れずにチャレンジすることによって、

最高の感動を作ることができ、

そして、つくりあげた自らの自信にもなるのです。

その自信が次の仕事への挑戦意欲を掻き立てることにもなるのです。

このバルーン演出の仕事、

仕事をしながら感動を得られる

本当に素晴らしい仕事だと私は思います。

同じようなことばかり繰り返してはその感動を得られません。

失敗を恐れずにチャレンジしてほしいと思います。

どこにもない、がここにある

こんばんは。
今日は
クルージングウェディングマリアージュさんのバルーンのページ
をご覧ください。
これをよく読むと…
balart467「バルーンシャワー」

balart877「バルーンプルズ」

「黒ひげスパーク」

全部Y’s Dreamにしかないオリジナル商品!
中でも「バルーンプルズ」なんてのは多くて年に4,5回、平均では年に2回のペースでしか出ない作品!
(昨年は2回しか出なかった、一昨年で4回、多い年でも5回しか出ていない)
別タイプの「バルーンプルズ」は他社さんに存在するほか、つい最近まで取引があった某大手ハウスウェディングの会社ではブーケプルズと同じ要領の商品が出ていた。
どう読んでもうちの品物の特徴。
担当プランナーさんは私のホームページを見たのか、
あるいはうちの作品をご利用いただいたことがあるかのいずれかに違いない。
こういうのを見るとうれしいとともに責任を感じる。
お客様に期待されているということを自覚しなくては。

提案力と責任感と

こんばんは。

今日はもう一つ論じておきたいことがあります。

私たちバルーンデコレーターはただ風船を膨らませて売っているわけではありません。

私が心がけてきたのは

この空間をどう演出するのか

ということを提案することでした。

そしてその提案に幅を持たせるために

様々な技術を身に着けるのです。

同じことがウェディングプランナーさんにも当てはまります。

提案力を身に着けることがウェディングプランナーさんに必要です。

だから私はブライダルフェアの場を通して

どんどん新しいことにチャレンジし

提案してきたのです。

どんどん新しいことにチャレンジしないと

ウェディングプランナーさんはただ与えられたものを売るだけになってしまいます。

以前テレビショッピングなどでおなじみの「ジャパネットたかた」の話題でこういうのがあった。

「私たちは商品を売るのではありません、その先にある夢を売るのです」

例えばビデオカメラを買うと、こういうことができますよ、とか、パソコンを買うと、自分でホームページが作れるようになりますよ、とか…

私がこれまで心がけてきたことも同じである。

ブライダルフェアで様々な提案をして、

ホームページにたくさんの作品を載せているのも

自分たちの結婚式でこんなことができたらいいな、という

イメージを膨らませるためなのである。

私はただ風船を膨らませているのではない。

風船が作り出す感動の瞬間が、いつまでも心に残る最高の思い出になる。

風船の先にある感動といつまでも心に残る思い出を売っているのである。

だからただ風船を商品として取り扱うところとは取引をしたくないし、

バルーンデコレーターとして風船を単なる商品として取り扱うところは許せない。

そしてその瞬間を作り出すことの責任は重い。

今縮小営業にしているのも、責任を全うできない状態にある、ということからである。

私がこのような状態になってしまい、

一方の代わりを果たすべき他社は「ただ風船を売っている」状態…

提案力を身に着ける努力を

バルーンデコレーターも

ウェディングプランナーもしなければならない

そしてどんどん新しいことに

私たちバルーンデコレーターは

チャレンジしていかなければいけない。

失敗を恐れてはいけない

ドロップアンドフライを新郎新婦様に教えてもらうようなウェディングプランナーは失格である。

昨年某県某市の結婚式場で

持ち込みでドロップアンドフライを行ったことがあったが

そこのウェディングプランナーはドロップアンドフライを知らなかった

ハードが整っているのに

ソフトが全然ダメ、という典型である。

ただ与えられた商品を売っているだけである。

こういうウェディングプランナーが担当になったら

一生に一度の結婚式に対して不安を覚えざるを得ない

自分がやってきた仕事って

本当にすごいことなのだろうか…

私がやってきたことは、

「ここから風船を飛ばせばみんなが感動するだろうな」

「この空間に風船が舞い降りればいいな」

「こういう形で一瞬の驚きをいつまでも心に残る感動に変えたいな」

ということだけです。

そして

一つ一つの仕事に真剣に取り組む

一生に一度の最高の瞬間を作り出すのが私の仕事でした。

ものすごいプレッシャーは当たり前です。

当然失敗は許されません。

All Or Nothing

すべてを得るか、失うか

毎週毎週私はそのプレッシャーとの戦いでした。

その結果、心身共に疲れ果ててしまい、

加えて母親が倒れてしまいました。

聞いた話では、私のことを心配しすぎて、倒れたそうです。

過ぎたるは及ばざるがごとし、という言葉もありますが、

いずれにせよ母親にまで心配をかけすぎるほどの激しい仕事だったのは間違いありません。

失敗すると代金返還…何かに似ている、と思い、実際それを体感してみて、

「本当に自分がやってきた仕事は激しすぎる仕事だった…それに見合った報酬を得ていたのだろうか」

という疑問にぶち当たってしまいました。

その何かが、実は競艇だったのです。

このような状態で、いい仕事はできません。

大口取引先を切るという苦渋の決断を私は下さざるを得ませんでした。

私は結局「適応障害」になってしまい、無理ができない状態になってしまったのです。

一方では、復帰を望む声が多数…

取引先の中には、私の復帰を待つ、という決断をしたところもあります。

代わりの人材が乏しい、という現実もあります。

それだけ自分がやってきた仕事は

だれにもまねができない

すごい仕事だったのでしょうか…

私の中では

すごい仕事をしてきた、という意識は

正直言ってありませんでした。

ただ風船が好き

風船で一人でも多くの人にし合わせて感動を提供していきたい

その一心で10年以上突っ走ってきました

ものすごい勢いで長年走り続けてきた結果

心に大きなガタが生じ、

無理ができない状態になってしまったのです…

私の風船に対する姿勢を高く評価していただいている方も多数いらっしゃいます。

昨日「うれしさのあまり感激の涙が…」と書きましたが、

私の風船に対する姿勢を高く評価している…ぜひ見習いたい…

だの

私があこがれの存在…

といったメールや電話をこの数日の間に複数いただいたからでした。

正直言います。

私はそれこそ、

ミリオンプランニングの宮崎さんやバルーンスケッチの牛崎さんやバニーズバルーンファクトリーの家泉さん

あるいは

野村昌子さんや細貝里枝さん、

さらには

風船太郎さん

といった方々を尊敬していますし、あこがれています。

私はそういった方々と同列に扱われていいのでしょうか…

という戸惑いの一方で、

もしそうだとすれば、これは

自分は誇れる仕事をしてきた

ということではないか、

これはとても素晴らしいことだ、

と思い、「うれしさのあまり…」という記述になったのです。

もしそうだとしたら

なんとしてでも復帰を目指す必要が出てきます。

心の病と家庭事情を理由に、

一度は引退の方針を固めました。

しかし私にあこがれている、というバルーンデコレーターのひよこたちのみなさんがいるのは紛れもない事実です。

そういう人たちがいつまでも多くの人々の心に残る仕事をしていけるような基盤や土壌を私は作っていきたいです。

そして

私にあこがれていた人たちが

私以上に感動を与えられる仕事をするようになったとき

やっと連綿と連なるトップリーダーたちと私が肩を並べることができるのでしょう。

そのためには、何らかの形で少しでも私が前に進むしかないのです。

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新郎新婦の背後に舞い上がる約300個の風船。

私が提案して、スタッフさんが担当した演出です。

ただ風船を膨らませるのではなく、

感動の瞬間を提案できるようなバルーンデコレーターとして

私はこれからも歩み続けたい…