月別アーカイブ: 2016年1月

達成感を味わさせるのが私の仕事

今、本業の仕事で、就労継続支援B型と就労移行支援の在り方について悩んでいます。
まず就労継続支援の定義ですが、A型とB型があります。A型は雇用契約を結ぶのに対し、B型は雇用契約を結ばないという違いがあります。この結果、生活をするのに十分な給与がB型では得られないという問題がある一方、A型では営利追求と利用者の管理の両立が難しく、職員に過重な負担を強いるケースや利用者を危険にさらすようなケースが散見されています。
他方、就労移行支援では、一部で「就職予備校化」の様相を呈しています。訓練プログラムに問題があるようなところも多々あると聞きます。
さらに私が気にしているのが、利用期間の問題です。就労移行支援は一生涯のうち2年しか使えません。その2年のうちに一般就労ができなかったら、容赦なく就労継続支援に移ることを求められます。このため数字稼ぎに走るところも多く、結果「就職予備校化」につながっています。他方、就労継続支援はいつまでも利用できます。結果、障碍者年金と相まって、就労への意識が低下してしまうことに結びついているのかもしれません。
現状、精神・発達障碍者への国民年金の審査は厳しくなる傾向にあります。最初2級と判定された人が、更新の際に3級と判定され、障碍者年金の支給が停止されるケースも見られるようになりました。社会保障費の伸びを抑えるために厚生労働省の役人はあの手この手を考えています。
加えて保守化の流れによって「家族の役割強化」を志向しているといわれ、戦前における家、すなわち「イエ」の在り方に戻ろうという流れになっています。ところがこれは私自身も直面したように、画一的な家族関係を求めようとした結果もたらされる親子間の問題を引き起こしかねず、そのような問題に苦しめられている人たちを孤立させ、悪循環になってしまいます。

そのような問題に直面した私ができることといえば、
風船で人を幸せにする経験を多くの同じような障害に苦しむ人たちに味わさせ、その経験を自信に結び付けさせる
ということだと信じています。
ここ数か月述べ続けている
たくさんのくす玉をはじけさせた私として、同じ障害に苦しむ人たちの心の中にくす玉の種を植え、その種を大輪の花として開花させる手助けをする
ということは、こういうことなのです。

私がもたらしてきたものは、これです。ほんの一例ですが。

風船でもたらされるもの、それは笑顔風船でもたらされるもの、それは笑顔

そのたとえようもない感動を一言で表したのが
AWESOME!
という言葉です!それが今のブランドです!

そのような感動を創造することによって、一般就労に結び付けようというのが、これから取り組もうとするプロジェクトなんですよ!

ふうせんへの思い…伝えたかったこと

こんにちは。

このたびサイトを再編・リニューアルし、このブログは風船に対する思いをテーマにしたブログに生まれ変わりました。

作品集表紙Y’s Dream作品集

KIMG0146v最新のY’s Dreamの作品集

くまさんのげんきだま2016表紙くまさんのげんきだま(発達障がいのお子様及びその親へのメッセージ)

ここでは2010年8月から現在進行形で風船を通して私が伝えたかった思いといったものをまとめております。プロのバルーンアーティストとして活動してきた軌跡から、将来を担う若者たちに伝えたいメッセージをお届けします。

このサイトは次のような方にぜひ読んでいただきたいです。

バルーンアーティスト・バルーンデコレーターを目指したい人

人々に夢を与え、感動させる仕事に就きたい若者

将来何をしていいのかわからずに迷っている若者

私は自閉症スペクトラムに属する発達障害を抱えています。そのためストレス耐性が非常に弱く、その結果うつを発症して休業に追い込まれ、最終的に一度は引退に至りました。今は別の仕事をしながら、形を変えてバルーンアートに取り組んでおります。

私は2013年8月にこれまで13年以上にわたってプロとしてバルーンアートの活動を一度終了しました。

2014年より少しずつ再開し、2016年1月より新屋号「AWESOME!」として、新たな活動を開始していますが、プロとしての活動すなわちバルーンアートで営利を追求する活動はかつてのY’s Dreamより規模を縮小しており、無理のない範囲で行っております。