こんにちは。
2015年4月から、私は障碍者の就労移行支援にバルーンを生かすための取り組みを進めています。
これまでは私がデザインしたものをメンバーの皆さんとともに制作したり、バルーンショップのオープンを視野にアレンジの制作を行うなどしていましたが、少しずつ方向が変わってきました。
きっかけは、7月の区民ふれあいコンサートのバルーン装飾のデザインをメンバー及び職員に任せてみたことでした。
この時のデザインは、エントランスをメンバーが、ステージを職員が考えました。
これをベースに今回、あるチャレンジが行われました。
メンバーの方にデザインを考えさせ、グループワークでどのようなデザインにするか全員で決めるというワークを導入しました。今回はとあるメンバーの方のデザインを基に、看板をバルーンで作るという案で決まりました。本当はひまわりと朝顔もバルーンで作る計画でしたが、次に述べるプランが浮上、これが壮大なものだったため、計画変更しました。
それは、
ウィンドウディスプレイ壁画をバルーンで制作する
というものだったのです。
風船は制作しても長持ちしないので、膨らませて制作するのは前日に集中して行います。これらの下準備はあらかじめ済ませておきます。もちろん仕入れ・検収・パネルの制作(100円ショップで売られているものを改造して使う)・風船の分類などもメンバーの訓練の一環となります。なお原画は今回、何を作りたいのかというメンバーの意見を基に職員が作りました。
午前10時ごろ作業を開始、これは午後2時過ぎの様子です。実は正午ごろの状況はこれの半分以下で、
「お先真っ暗」
という状態でした。あまりの状況の厳しさに昼休み返上で複数のメンバーが立ち上がり自主的に制作を続け、職員も私もそれに加わるという場面がありました。そして午後4時過ぎ…
完成しました!
私が艶出しスプレーを吹き付けて、長持ちするように加工したこともあって…
翌日、すなわちイベント当日(8月29日土曜日)でもこの通りでした!
しぼんでいたのは、1056個のうち、たった4個だけでした!
注目度は抜群で、信号待ち(このすぐそばに幹線道路と交わる交差点がある)の間に写メを取る人が続出でした。
イベントは大成功でした。
春から半年近く続いた就労移行支援とバルーンの融合、ようやく方向性が見えてきました。