こんばんは。
ある統計によれば、婚姻件数は年々減少し、未婚率は上昇している。その中でも結婚しても結婚式を挙げない「なし婚」が増えているという。
一方、大都市圏では「流入マーケット」と「流出マーケット」が存在する。典型的な流入マーケットは名古屋、福岡などといった主要都市で、周辺の都市は流出マーケットになっている。典型的な流出マーケットだったのが震災前の宮城県石巻市で、人口16万人程度を要する街なのに、結婚式場は数えるほどしかなかった。仙台へ流出していたのである。
広島市とその周辺でも同じことが言える。
広島市は典型的な流入マーケットで、周辺の呉、東広島などは流出マーケットになっている。最近では高速道路利用でも1時間強かかる三次や庄原、さらには中国山地を越えた島根県浜田からも広島へ流入しているという。比較的流出が少ないのが山口県岩国で、やはり県境の力は大きいのかも…
だから、広島では結婚式に携わる人たちがいがみ合ってしまうのかもしれない。
しかし、今相手にしなければいけないのは、
結婚式をあえてしない
人たちへのアプローチではないだろうか。
本当に結婚式は楽しいものだと思わせるために、結婚式に携わる人たちがみんなで意見を交わして、より良いものを作らなければいけないのではないか。
広島では本当にブライダルビジネスに携わる人たちの交流が少ない、と思う。
考えが古すぎる。
アンシャンレジームがいまだに健在である。
このままいくと、広島のブライダル業界は間違いなく
ガラパゴス
になってしまう。
ガラパゴス化が叫ばれる日本のAV業界(アダルトビデオではない方のAV、テレビやビデオなどの方ですよ)、数年前まで最先端だったのに、今では韓国に負け、中国にも負け…
ガラパゴス化の行く末、
衰退
しかない。
危機はすぐそこに迫っているのに、
それに気づかない…
ゆでガエルになって滅びてもいいのか?
結婚式がいかに楽しいものかをアピールすれば、この傾向を食い止めることはできるのではないか。
ブライダルビジネスに携わる人たちにとって、重要な課題である。