おはようございます。
先日、最後の出張に行ってきました。
あとは地元広島での仕事だけです…あと宅配も。
正直言います。
私は本当にこの仕事を心から愛していました。
自分の好きなことをして、人を幸せにできる…
そして自分もお客様もハッピーになる…
私がしてきたことは
ただ風船を膨らませることではなく
風船に生命を吹き込むことでした。
そしていつまでも、時によっては生涯心に残る感動をもたらすのです。
そのために私はひたすら挑戦を続けました。
一体いくつの風船に私は生命を吹き込んできたのでしょうか…
それだけではありません。
全く道のないところに道を作るようなことをしてきたのです。
道なきところに道を作って、気が付けばそこにはたくさんの後輩たちが歩んでいました。
私は大したことをしたつもりは全くありません。
気が付けばそこに大きなものがあったのでした。
その私は、もう限界を悟りました。
バルーン演出の世界、正直言ってある意味職人芸の世界です。
当日の天気・気温・湿度、会場内の構造などによって演出内容や会場動線など変わってきます。
10年以上の間に何千ものバルーン演出をやってきましたが、一つとて同じものはありません。
それら一つ一つがすべて手作りなのです。
体力的にも精神的にももう限界です。
はっきり言います。
今やめても悔いが残らないから
私は引退を決断したのです。
私はやり残したことは正直言ってありません。
もっとやりたいところがあったのは正直言ってあります。
しかしこれ以上やろうとしても、自分の力ではどうにもならないところまで来てしまいました。
世の中はどんどん変化します。
結婚式もイベントの在り方もどんどん変化します。
今や3年ひと昔の時代です。
時代が再び求めるようになれば、復活するかもしれません。
でも一つだけ確かなのは
私はもう限界
です。