バルーンから離れて三か月余り

おはようございます。

すっかり冬になってしまいました。

最近、とあるブライダル業者と話をした際、このような話を耳にしました。

「バルーンリリースばかり見る」

「バルーン電報は相変わらず多い」

やはり、スパークバルーンなどのバルーン演出が減った模様でした。

今年の秋、ヘリウムガスはやはり一部で払底があったものの、心配されたほどの供給不足にまでは至りませんでした。しかし価格は高止まり、結果バルーンリリースの価格自体が高騰したものの、人気が底堅いため目立って減る、ということはなかったようです。

逆に、

バルーン演出の希少価値が上がったのではないか

と私は見ました。

つまるところ、高くても出るときは出るが、

ビジネスとして成り立つだけの需要がない

のです。

私はこの需要を開拓するために、これまでやってきたのです。

結果は、自らの身をボロボロにしてしまいました。

バルーンギフトにしても、流れが大きく変化しています。

ヘリウムガスを使うタイプのバルーンギフトが減り、アレンジメントタイプのバルーンギフトが増えています。

そしてここ数年顕著だった

他のものとの組み合わせ

が今年はより一層顕著になっています。

具体的には

おむつケーキ

ラッピング

との融合です。

フラワーアレンジ

との融合も目立ちました。

私の印象としては

ここ数年目立ったバルーン業界の流れの変化がより顕著になった

というものです。

その結果

特定の分野に集中させるのはかえって経営的にも得策ではない

し、

一人でバルーンビジネスを展開することに対しての限界

に直面してしまいました。

昨年私はうつ病に倒れ、その根底に発達障害があるということがわかりました。その背景には家庭環境や先祖代々続く「イエ」の流れというものがありました。

今年の秋、私はバルーン業界から離れて、改めてバルーンビジネスとはいったいなんだったのか、というものを客観的に見つめました。

そして、いずれ機会があれば、

風船というものはなぜ人々を幸せにし、感動させるのか

ということを改めて勉強しなおしたい

と思うようになりました。

もう私は第一線でバルーンビジネスに携わることはまずありません。

一方私はこうも思います

道なき道を切り開くためにはがむしゃらさも必要

しかしそこに道ができ、その道をどんどん後輩たちが通っていくようになったとき

身を引くことも必要なのではないか

そしてそのような状況に置かれた時

自分が切り開いた道を発展させるためには

何ができるのかを考えなければならない

そのため、私は今、リハビリと再就職活動に取り組んでいます。

あともう一つだけ言わせていただきますが

バルーンビジネスと親の介護

私は両立は難しい、と考えています。

自分のペースで仕事ができるから、一見両立できる、と思いがちです。

しかし私はそうは思いません。

親の介護は重労働であり、一方で国の財政が厳しいこともあり、自民党政権は

「家族の介護は家族でするのが基本」

という路線をとっています。

今の総理が言う「美しい国」とは、かつての「イエ」を基本とした古き良き時代の日本に根差した国づくりを目指す、ということです。

私はこの考えに賛成であり、それ以上に父親がこの考えなのです…が、どう見ても母親は「精神障碍者」で、このままでは間違いなく介護が必要になります。

そこまで見据えると、こうなるのも仕方ありません。

風船の仕事からいつ身を引くの

今でしょ!

東日本大震災から三年近くたち

時代は激変してしまいました…

時代が変わったら、生き方も変わるのは当然のことです。

時代が変わることによって、不要になったら、職業再訓練も必要なのです。

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