おはようございます。
すっかり冬になってしまいました。
最近、とあるブライダル業者と話をした際、このような話を耳にしました。
「バルーンリリースばかり見る」
「バルーン電報は相変わらず多い」
やはり、スパークバルーンなどのバルーン演出が減った模様でした。
今年の秋、ヘリウムガスはやはり一部で払底があったものの、心配されたほどの供給不足にまでは至りませんでした。しかし価格は高止まり、結果バルーンリリースの価格自体が高騰したものの、人気が底堅いため目立って減る、ということはなかったようです。
逆に、
バルーン演出の希少価値が上がったのではないか
と私は見ました。
つまるところ、高くても出るときは出るが、
ビジネスとして成り立つだけの需要がない
のです。
私はこの需要を開拓するために、これまでやってきたのです。
結果は、自らの身をボロボロにしてしまいました。
バルーンギフトにしても、流れが大きく変化しています。
ヘリウムガスを使うタイプのバルーンギフトが減り、アレンジメントタイプのバルーンギフトが増えています。
そしてここ数年顕著だった
他のものとの組み合わせ
が今年はより一層顕著になっています。
具体的には
おむつケーキ
ラッピング
との融合です。
フラワーアレンジ
との融合も目立ちました。
私の印象としては
ここ数年目立ったバルーン業界の流れの変化がより顕著になった
というものです。
その結果
特定の分野に集中させるのはかえって経営的にも得策ではない
し、
一人でバルーンビジネスを展開することに対しての限界
に直面してしまいました。
昨年私はうつ病に倒れ、その根底に発達障害があるということがわかりました。その背景には家庭環境や先祖代々続く「イエ」の流れというものがありました。
今年の秋、私はバルーン業界から離れて、改めてバルーンビジネスとはいったいなんだったのか、というものを客観的に見つめました。
そして、いずれ機会があれば、
風船というものはなぜ人々を幸せにし、感動させるのか
ということを改めて勉強しなおしたい
と思うようになりました。
もう私は第一線でバルーンビジネスに携わることはまずありません。
一方私はこうも思います
道なき道を切り開くためにはがむしゃらさも必要
しかしそこに道ができ、その道をどんどん後輩たちが通っていくようになったとき
身を引くことも必要なのではないか
そしてそのような状況に置かれた時
自分が切り開いた道を発展させるためには
何ができるのかを考えなければならない
そのため、私は今、リハビリと再就職活動に取り組んでいます。
あともう一つだけ言わせていただきますが
バルーンビジネスと親の介護
私は両立は難しい、と考えています。
自分のペースで仕事ができるから、一見両立できる、と思いがちです。
しかし私はそうは思いません。
親の介護は重労働であり、一方で国の財政が厳しいこともあり、自民党政権は
「家族の介護は家族でするのが基本」
という路線をとっています。
今の総理が言う「美しい国」とは、かつての「イエ」を基本とした古き良き時代の日本に根差した国づくりを目指す、ということです。
私はこの考えに賛成であり、それ以上に父親がこの考えなのです…が、どう見ても母親は「精神障碍者」で、このままでは間違いなく介護が必要になります。
そこまで見据えると、こうなるのも仕方ありません。
風船の仕事からいつ身を引くの
今でしょ!
東日本大震災から三年近くたち
時代は激変してしまいました…
時代が変わったら、生き方も変わるのは当然のことです。
時代が変わることによって、不要になったら、職業再訓練も必要なのです。