私が風船に託した思いって…

こんばんは。

私はただ単に「風船を膨らませてきた」わけではありません。

その風船一つ一つすべてに「いのち(=生命)」を入れるという気持ちで風船を膨らませてきました。

その数、本当に数知れず。

とにかく私が膨らませてきた風船によって、数多くの人たちの心に生涯忘れられない感動が刻まれたのは事実です。

バルーンメイクエブリワンハッピー

私が膨らませてきたもの、つくりあげてきたものは、単なる「風船の山」ではありません。

それに接してきた人たちの心の中にいつまでも残る

感動の瞬間

であり、

幸せな思い出

なのです。

私は最近、インスタグラムを始めました。

インスタグラムのY’s Dreamのページ

このページに今回、私が吹き込んだ作品でもたらされた笑顔の表情をアップしてみました。

実は、10年以上風船に生命を吹き込んできながら、このようなことをするのは初めての試みです。

確かに私がつくりあげてきたものはすごいものだったのかもしれません。でも、その実感が私にはなかなか感じることができなかったのもまた事実でした。

10年以上前、2003年の段階で、私が創りあげた感動の瞬間に接して

「鳥肌が立った。生涯忘れられない」

と言われました。すごく感動しました。

体中を突き抜けるような快感を覚えました。

しかし、私が創りあげてきたもの、積み重ねてきたものがいかにすごいものだったのか、一度離れてみるまで全くわかりませんでした。

常に上を、頂点を見続けていたのです。

そして私は身を滅ぼしました…

そういう感動を作り上げることが当たり前になっていたのです。そうして、失敗すると「返還欠場」とかいうような無茶をしていたのです。

完璧主義ゆえの悲劇でした…

しかし、私が風船でしてきたことは、多くの人の心の中にいつまでも忘れない感動の瞬間と、最高の素晴らしい思い出を刻むという、とてつもないことでした。

バルーンドレス

バルーンドレス

バルーンドレス

バルーンドレス

バルーンドレス後姿

バルーンドレス後姿

バルーンドレスと私

バルーンドレスと私

今回、私はバルーンドレスを初めて作品として作ってみました。

今、バルーン業界ではバルーンドレスが当たり前のように作られています…が、どうも業界の中の内輪の盛り上がりに過ぎないような印象がします。

確かにすごい時間がかかるのは事実でした。

しかし、私があえてこの場でやったのは、

「風船でこのようなことができる」

ということをただ単に見せたかったのと、バルーンドレスの制作現場をライブで見せることで、私の風船に対する思いを見せたかったのです。

正直言って、バルーンドレスは私はまともなものは作れません。本当に手先が不器用で、技術はプロのレベルの足元にはるかに及びません。

でも、私はあえて今回、制作現場を見せ、作品をありのまま見せました。

結果、写真に残す方は数知れず。

「初めて見た」という方も多数。

それだけではありません。私は今回、思い切ってイベント会場に入ってきた方にどんどんバルーンで着飾ってしまいました。結果、この記事の冒頭のリンク先のような状況になりました。

まさに私がやりたいことができました。

このイベント、来年が最後だそうです。来年の内容は決めています。というか、今日この瞬間に私が決めました。

お祭りのおみこしの数だけ「くす玉バルーン」を用意し、子供たちにはじけさせてもらう。

そして最後の「くす玉バルーン」がはじけると同時に、イベントのクライマックスに向かい、何百もの風船をその場にいる人たち全員で空に放つ…

バルーンリリース

バルーンリリース

今日、急きょ行ったバルーンリリースでした。

残っていた風船とヘリウムガスをあるだけ全部膨らませました。30個はあったでしょうか。

それだけではありません。前日の夜に行われた「誕生祭」と銘打ったライブステージでは予定になかったスパークバルーンを投入したりしました。

私が現役のプロのバルーンアーティストだったころの座右の銘

数えるべきはお金ではない。膨らませた風船の数だ

いつしか、気がつくと私はお金を数えてしまっていました。

思えば…

18年前、由布院の一角から由布岳を眺めて「ここでバルーンをたくさん飛ばせたらいいだろうな」と思いました。15年前、それが現実になりました。

1000個のバルーンリリース、2000年4月

1000個のバルーンリリース、2000年4月

14年前、広島市内のとある結婚式場を眺めて、「ここで風船をたくさん降らせたらいいのにな」と思いました。11年前、それは現実になり、そればかりか、この結婚式場では8年間にわたり1000組以上ものカップルの最高の瞬間を彩り続けました。それだけではなく、今でもこの結婚式場の「伝説」となり、時折行われています。

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全国のバルーンデコレーターに言いたいのは、

「あなたたちは生涯心に残る思い出を風船を膨らませることによってつくっているという、極めて重要でかつ素晴らしく、最高の仕事をさせていただいているのだ」

ということを忘れてほしくないのです。というか、そのような気持ちで風船に接してほしいし、そのような気持ちを忘れて、ただ惰性で風船を膨らませてほしくないのです。

私が膨らませた風船、私が生命を吹き込んだ風船は数えきれません。でも、一つ一つの風船すべてに、生命があり、人々の心を感動させる力があることは間違いないのです。

私は「人を幸せにする仕事」をしてきましたし、これからもしていきたいのです。人を幸せにできた時、私の心の中で大きなくす玉が大輪の花を咲かせるのです。その気持ちを忘れてはいけません。

スパークバルーンに恋して

 

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