こんばんは。
2017年になって以降、20年ぶりにインフルエンザにかかってしまいました。
旧Y’s Dream時代は、風邪を引いたことは何度かあった(何故か夏風邪も何度かあった)が、インフルエンザは一度もありませんでした。今の会社に入ってから、公共交通機関で通勤するようになり、加えて住居と職場が分離。今の職場で集団感染が発生してしまい、私も20年ぶりにインフルエンザにやられてしまいました…。
今日は、そんなこんなで2017年初めての体調の良い休日となりました。
そこで私は、予め仕入れていた情報をもとに、とあるカフェを訪れました。
そこにあったのは、とあるバルーンアーティストの方の作品。この方が作品展を開いていたのです。
この方は、ここ数年世界大会や全国大会で優勝や入賞を重ね、経験2年にしてトップクラスのバルーンアーティストに成長した方です。私も何度かお会いしています。
このカフェで、実際に私は作品を拝見させていただいたのですが、何がしたいのかすぐに私はわかりました。
「バルーンアートの可能性、素晴らしさというものをより多くの人に知っていただきたい」
正直言います。
私も反省しなければいけないのですが、
バルーンの可能性というものがまだまだ一般の人に知れ渡っていない
のが現状ではないでしょうか。
私がバルーンに携わるようになって、およそ20年の歳月が流れています。にもかかわらず、まだまだ一般の人のバルーンに対する意識は
子供のおもちゃ、あるいは、ただでもらうもの
という程度のものにとどまっているのが現状です。
私はそこから、風船で全く新しい価値を生み出すことに長年取り組んできました。
旧Y’s Dream時代は、
風船で全く新しい感動を生み出す
ことに長年力を注いできました。今では一般化した宅配スパークバルーンを2000年の段階で実用化したのは私ですし、様々な方法を用いて感動の瞬間を創りだすことに挑んできたのは事実です。
今私が取り組んでいるのは、
バルーンと障がい者及び高齢者福祉の融合
です。高齢者福祉については、すでに認知症予防におけるバルーンの効用について取り組みが進みつつあり、私も現在構成を組み立てているところです。来月初めてそれに基づいたバルーンイベントを実施し、今後のフォーマットづくりに生かす段階です。
一方の障碍者福祉ですが、精神障がいや発達障がいの人たちが自信を取り戻せるようなプログラムを創り出すべく、切り出し作業を進めています。すでにいくつかの作業については可能という結論に達していて、それらの作業をいかにして障がい者の就労に結び付けるか、という段階に進んでいます。
一方で、障がい者就労においては難しい、と思うものも出てきています。たとえば細長い風船をひねってバルーンアート作品を作る、というものですが、これは先天的な手先の器用さがものをいいます。やりたいという人が現れた場合はともかく、そうでなければ訓練に組み込むべきではない、という結論に達しました。私自身が手先が不器用で、出来上がったものが大きさが完全に均一でない、という状況です。ある程度は慣れと訓練で克服できますが、越えられない一線がある、というのが私の経験で実感しました。もうそうなると生まれ持ったものの違いというところになり、努力の限界、才能の領域、というところになってしまいます。このようなものを障がい者就労として組み込むわけにはいきません。やりたい人に対して最低限の助言をする程度にとどめるべきです。
そして私の作風ですが、細長い風船をひねって創り出す作品は他の人にはるかに劣るにしても、丸い風船などを用いて作る作品は、まだまだ負けていないし、焼きが回ったといえども十分に感動させることのできるものを創り出せるという事実。
これは2016年の作品だけで構成した現在のデコレーションパンフです。
そしてこれらは2016年の作品だけで構成したグラフィックなのですが、一度引退して焼きが回ってなお、これだけの作品を創り出せているという事実。
自分の作風を確立している、という事実を踏まえて、それぞれの得意分野で勝負すれば、全体の市場がまだまだ伸びる余地がある、というのが私の持論です。
かくいう私もまだまだ努力不足で、反省しなければいけないのが現状ですが…
こうしてみると
昨年の代表作が過去の作品となんら遜色がない…
やってきたことは間違っていなかった、ということになる…
そのような中で、今私ができることはいったいなんだろうか…