こんばんは。
今日は風船の画像ではありません。
阿蘇山の画像です。
ご存知の通り、阿蘇周辺は5年前、2012年には大水害に見舞われました。これだけでも大変つらいのに、2016年にはもっと悲惨な出来事が…熊本地震が発生しました。
画像から見える範囲では、度重なる災害から着実に復興が進んでいるように見えますが、ところどころ手つかずのままの場所がありました。特に阿蘇大橋周辺は壊滅状態で、国道57号線はトンネルを掘って移設、阿蘇大橋自体も移設して再建するそうです。
他にも今回、道中で先日の集中豪雨の被災地を通過しました。
それはさておき、私はある目的があって阿蘇の方へ向かったのですが、阿蘇はあくまでも「プラスアルファ」。阿蘇の反対側、福岡県筑後地方のとある場所に向かったのです。
そこで私が体験したことは、驚きに満ちていました。
その目的地は一つの新しい小さなレストランだったのですが、このレストランは30年近く、すぐそばの山の中で長年営業を続けてきました。2012年の大水害の際に、店舗を流され、その後再建したのですが、今年になってハムなどの燻製工房を残して週末のみの営業とし、レストランを実質麓にある古い蔵に移したのです。蔵をリニューアルして、今年の夏に営業を開始しました。
そのレストランのシェフが、女性なのですが、とあるきっかけで私と非常に親しくなったのです。
出会いは昨年秋、別府鉄輪温泉の「蒸し足湯」でした。彼女は別府を初めて訪れたとかで、何度も別府を訪れていた私は鉄輪温泉の共同湯を案内、その後時々連絡を取り合う仲になりました。
彼女はシェフを目指して、昨年名古屋から筑後地方の山中にIターンしてきたのです。
有り余るほどの自然に囲まれて、自ら理想とする料理を目指しています。
その彼女、私の風船に対する思いに共感したようです。…何が彼女と私を結びつけたのでしょうか…
共通するものは、
感動を創り出す、という想い
でした。
私は「一度彼女がこのレストランで働いている姿、そしてそのレストランを訪れてみたい」と強く感じました。
そして先日。私はSNSでこのレストランがうきは市の里の蔵に降りてきたという情報をつかみ、広島から車で片道6時間かけて訪れました。
そこで目にしたもの…
リーダーである彼女を中心に、4人の若い女性たちがそれぞれの持ち場で働いていたのですが、
4人とも笑顔が素敵!輝いている!
聞くと、4人ともIターンらしい。神奈川や秋田から、自ら輝ける場を求めて筑後うきはへ移住してきたのです。もう一人も福岡近郊からの移住者。
私は元気をいただきました。そして別れ際
「いつかこの店を風船でいっぱいにしよう」
という話をしました。
上記リンクでどのような店かをご覧ください。
その後私は、天ケ瀬温泉の複数の露天風呂に入った後車中泊し、阿蘇の大観峰で朝日を望んできました。
旅日記はここまでです。
ここで言いたいことは何か?
私が風船に生命を吹き込むことによって、どれだけの人に夢と感動を提供することができるのか
そして
私が吹き込んだ風船たちが、どれだけの人を元気づけることができるのか
そのような姿勢で風船に長年接してきた結果、今の自分があるような気がするのです。
…阿蘇の大観峰を訪れたのは23年ぶりでした。23年前、秋晴れの大観峰から展望した阿蘇と久住の燃えるような景色は、忘れられないほどの絶景でした。それから23年、自分が生み出してきた感動と夢は数知れません。
感動を生みだすためには、自ら感動する心を持ち続けなければいけない…何千年も変わらない大自然が生み出した感動の力によって、新たな感動の瞬間を創り上げる力にすることができる…