こんばんは。
先日、このようなイベントの演出を手掛ける機会がありました。
Green Ribbon Fes Hiroshima 2018
この時、実はテレビカメラが回っていました。
イベントを立案・企画・主催した方を追跡取材していたのですが、その方は心臓移植待機者なのです。
人工心臓を埋め込み、移植までの日々をつないでいるのです。
万一、人工心臓が機械トラブルを起こすと、その方は生死をさまよう事態になるのです。実際に人工心臓のトラブルによる死亡事例もあります。
その方にとっては、「来年はないのかもしれない」のです。
だからこそ、テレビカメラに向かって話してくれた
今を一生懸命に生きる
という言葉が重みを感じずにいられないのです。
その思いに、私は通常のバルーンデコレーションのほかに
当初予算にないスパークバルーン演出を加えるなどして協賛し、
感動の瞬間を一つでも多く創り出す
という想いで協力しているのです。(上…2018年、下…2017年)
もう一つ付け加えると、今回のイベントを主催した方の友人に、頸椎損傷によって首から下が全く動かず、電動車いすで生活している方がいます。二人とも私の共通の知人なのですが、ともにいえるのは
今を一生懸命に生きている
ということです。電動車いすで生活してる方は、実は一時期私と一緒に仕事をしていた元同僚なのです。彼の生きる姿勢に私も共感しています。そして、この二人から私は多くのことを学んでいます。
かくいう私は、彼らのように身体的なハンデはないのですが、別の障がいを抱えています。その障がいゆえに、一度は風船に生命を吹き込むことができなくなったのです。その遠因は私の先祖代々、その育てられ方、さらには薩摩藩の風土までもが絡むもので、それ故に家族、とりわけ母親が苦しみ、その兄弟も苦しみ、すでに鬼籍に入った人のほうが多く、私はその末裔なのです。
しかしながら、それ故に私の風船に対する想いは人一倍強いものがあると自負しています。
とりわけ、もはや私の代名詞とまでになった
くす玉バルーン
一つ一つの風船に生命を吹き込むのみならず、一瞬一瞬にかける思い…
誰にも負けない、と自負しています。