バルーンの技術について

おはようございます。

21世紀になった最初のあたりと今日のバルーンの傾向を比べてみると、大きな進歩があったのがツイスティング。

バルーンドレス、キャラクターバルーン…

何年か前、新潟県のとある町を訪れたことがあった。この町、織物がかつて特産だったらしい。掛け流し温泉が付いた駅前のビジネスホテルに宿泊したのだが、駅前通りはご多分に漏れず「シャッター通り」になっていた。しかしこの織物の作品が空き店舗のショーウィンドーを彩っていた。そしてふと思った…今や世界的に有名になったバルーンアーティストのことを。

このバルーンアーティストの方はそのすぐ近くの町が出身だった。

日本人の繊細な感覚、だからこそツイストバルーンの本場になるのですね…

正直言って、キャラクターバルーンなど、限りなく近く作らないとだめである。

私は何度作ってもうまくいかない…

地元にも別の有名なバルーンアーティストがいる。この方は作り方を公開しているホームページがある。

このページ

私はある程度の編み込みはできる。素人から見れば十分「すごい」という声が…

でも私は「売り物にできない」と判断し、あくまでも補助的にしか使わない。きめの細かさが要求される。

バルーンドレスを作ろうと思えば作ることもできる。しかし…

このブログをご覧の方でトルソーを処分しようとお考えの方がいらっしゃったら、私にお譲りください。

一方、バルーン演出については、日本でも有数の技術を持つまでになっている。

自分でいうのもなんだが、10年以上の間に2000回以上もバルーン演出をやってきたというのは、大きな自信になっている。

「失敗したらどうしよう」というプレッシャーを何度も経験している。

失敗したら今でも頭の中が真っ白になる。

ましてや本番ではなおさらである。

ブライダルフェアでもがっくりくるのだが…

経験の浅い人はブライダルフェアでチャレンジしてみるといい。

失敗しても逆に勉強になる。

失敗して「客が逃げた」なんて支配人などが言う会場は、金のことしか考えていないところ。

そのようなところとは手を切ってもいい。

とにかく2001年ごろとは全く状況が違う。

ものすごいスピードでバルーン業界が深化・進化している。

その一方でヘリウムガスがないのが今の状態。

ツイスティングバルーンの進化はさらに進む、と私は思う。

バルーンスタンドがヘリウムガスのない今、大盛況である。

バルーンスタンドは夜の街ではごく一部を除き、ヒット商品になっている。

スタンドはレンタルなので、スティックに差し込んで風船をどんどん持ち帰れるようにしている。

ごく一部、とは広島の流川などである。流川、薬研堀といった広島の飲み屋街は他の地域とは事情が大きく異なり、花屋と飲み屋がキックバックでつながっているという事情がある。(背景にはここには書くことができない事情が…)そのため外から持ち込めない。以前この地域に風船屋がオープンしたが、すぐに風俗案内所に転業した(同じ経営らしい)。

ある意味特殊な地域である。

このような特殊な地域を除き、バルーンスタンドは夜の街の定番になっている。

一方ヘリウムガスがないことによって、ブライダルでのバルーンが大きく市場縮小するのではないか。

ありふれたバルーンリリースが大きく減るような予感がする。

どうせやるなら大がかりなもの…となり、組数は大幅に減る一方、客単価は大きく上昇する予感がする。

ここでも技術が求められる。

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究極のバルーン演出のビフォーです。

ここまでバルーンにこだわった結婚式にしないと…

ヘリウムガスが供給再開されても価格上昇は間違いない今後、対応できないのでは?

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