風船・バルーン」カテゴリーアーカイブ

一点豪華主義

こんばんは。

今日はとあるホテルでブライダルフェア…全然集客ができておらず、不成績…と思いきや、終了間際に複数の希望者が…

今までにないケースでしたので、閉店間際も気が抜けません。

さて、今日のフェアを通して、すごく気になったこと。

ここ数年、とにかく何か一点にだけお金をかけたい、という新郎新婦様が増えている。

今日のフェアで閉店間際にバルーンのブースを訪れた二組のカップル様はまさにその典型例。

一組目…クリスマスをテーマに披露宴会場をデコレーションしたい

二組目…ディズニーランドをテーマにした華やかな披露宴会場にしたい

いずれもこのホテルにとってはご新規さま。

バルーンデコレーションやバルーン演出にお金を集中させたいというのがはっきりしている。

そういう要望を聞き入れて、提案していくのがウェディングプランナーさんの仕事。

にもかかわらず…

無難に組数をこなす

というウェディングプランナーさんの多いこと多いこと

特にここ広島は…

本当に情けないし、悲しい。

一生に一度だからこそ、最高のものを提供するのが

私たちバルーンデコレーターの仕事。

特にこのホテルは、広島を代表するホテルだけあって、仕事もやりがいがあるし、提案のしがいがある。昨年はこのようなこと をしたりした。

とにかく一つのことにこだわりたいのが今の新郎新婦様。

それがバルーンだったら、最高のものを提供する。

私たちの使命である。

そういう提案から、昨年のこのホテルのフェアに臨んだ。

今年、このホテルは「会場を見せたい」という方針で、あえて演出の提案を控えることにした。

そしたら結果がこれ…

演出会社(このホテルではこの演出会社のグループとして入っている)のコーディネーターさんもぼやいていた。

とにかくウェディングプランナーの勉強不足

この方 や、この方 の爪の垢を煎じて飲みなさい

と声を出して言いたいぐらいひどい。

この記事 を読んでほしい…>広島を代表するとある名門ホテルのウェディングプランナーさんよ…

触発された!?

こんばんは。
私の動画を参考にして作ったのか?(私の動画は12月にアップ、こちらは今年に入ってからアップ)
確かに私の動画は毎日世界のどこかからアクセスがあるが…

でもこちらの方が素晴らしい…私はまだまだ足元にも及びません。
比較という意味を兼ねて

結婚式に魅力が感じられなくなった??

こんばんは。

ある統計によれば、婚姻件数は年々減少し、未婚率は上昇している。その中でも結婚しても結婚式を挙げない「なし婚」が増えているという。

一方、大都市圏では「流入マーケット」と「流出マーケット」が存在する。典型的な流入マーケットは名古屋、福岡などといった主要都市で、周辺の都市は流出マーケットになっている。典型的な流出マーケットだったのが震災前の宮城県石巻市で、人口16万人程度を要する街なのに、結婚式場は数えるほどしかなかった。仙台へ流出していたのである。

広島市とその周辺でも同じことが言える。

広島市は典型的な流入マーケットで、周辺の呉、東広島などは流出マーケットになっている。最近では高速道路利用でも1時間強かかる三次や庄原、さらには中国山地を越えた島根県浜田からも広島へ流入しているという。比較的流出が少ないのが山口県岩国で、やはり県境の力は大きいのかも…

だから、広島では結婚式に携わる人たちがいがみ合ってしまうのかもしれない。

しかし、今相手にしなければいけないのは、

結婚式をあえてしない

人たちへのアプローチではないだろうか。

本当に結婚式は楽しいものだと思わせるために、結婚式に携わる人たちがみんなで意見を交わして、より良いものを作らなければいけないのではないか。

広島では本当にブライダルビジネスに携わる人たちの交流が少ない、と思う。

考えが古すぎる。

アンシャンレジームがいまだに健在である。

このままいくと、広島のブライダル業界は間違いなく

ガラパゴス

になってしまう。

ガラパゴス化が叫ばれる日本のAV業界(アダルトビデオではない方のAV、テレビやビデオなどの方ですよ)、数年前まで最先端だったのに、今では韓国に負け、中国にも負け…

ガラパゴス化の行く末、

衰退

しかない。

危機はすぐそこに迫っているのに、

それに気づかない…

ゆでガエルになって滅びてもいいのか?

結婚式がいかに楽しいものかをアピールすれば、この傾向を食い止めることはできるのではないか。

ブライダルビジネスに携わる人たちにとって、重要な課題である。

暴発・・・

こんばんは。

もう夕方5時を回ると「こんばんは」ですね。

10月も半ばだというのに、ブライダルの仕事が伸び悩んでいます…正直言って不安です…

さて、先週の土曜日・・・

仕込中に中に小さなハート約100個が詰まった4フィートバルーンが…

ボン爆発

通常の大きさ(直径約120センチ)に達する前に割れてしまいました…

同じ日・・・

別の会場

やはり仕込中に小さなハート約60個が詰まった3フィートバルーンが…

バン爆発

やはり通常の大きさ(直径約80センチ)に達する前に割れてしまいました…

いずれも原因は

ピンホール

こういうこともあるので、予備を用意します。

結局その日は予備総動員

背筋がぞっとしました…

よく無事故で終えられたな…顔(和む)

どこでも届けますよ…

こんにちは。

ようやく忙しくなってきました…

というより今週末は地元の現場よりもインターネット受注分のほうが多い状態。

北の最果ての町、W市へも出荷しました…北海道W市をはじめとしたS地方へ出荷したのはこれで三回目。

その町からは最寄りのバルーンショップまで

片道約200キロ!

最低でも4時間30分はかかります。

しかもこれからの季節、道路凍結などもあって普通に走れない状態になります…

風船を買うのにも一日がかりです!

だから時々うちに注文が来ます…

この都市に限らず、風船を買うのに一日がかりの旅をしなければいけないところはいくつかあります。

例えば、真珠と鯛で有名な四国のE県U市。周辺にバルーンショップがないため、県庁のあるM市まで片道100キロのドライブ…高速道路があるので、片道2時間もあればつきますが…結婚式でバルーンを使いたい場合は、出張をお願いしなければなりません。このE県U市には私も何度か訪れました。水産都市で、新鮮な魚を何度もいただきましたが…

そしてもっと大変なのが離島。

たとえばキリシタンの島として有名なN県のF島。ここもバルーンショップがなく、本土まで船に乗っていかないといけません。

もっとも地元にあるもっとも高級なホテルでは、バルーン業者と提携しているため、本土までわたることなく用意することが可能です。この島も数回訪れ、レンタカーを借りて観光したことがあります。

それにしてもこの島の海の青さ、感動した…

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N県F島のとあるところを撮影。沖縄より海が青い…

そもそもY’s Dreamの使命…

どんな過疎地でも風船の楽しさ、華やかさ、美しさを届けたい…

というところから始まった。

Y’s Dreamの発祥の地は中国地方にあるS県のとある町。今でこそこの町の近くにはバルーンデコレーターがいるが、10年以上昔の当時はだれもいなかった。

だから伝統的に弊社は過疎地に強い。

肝心のウェディングプランナーが…

こんにちは。

これから寒くなりそうです…一気に秋が深まり、北国では冬の足音が…つい数週間前は「暑い」だの言っていたのが…

さて、今日は本当に寒いお話。

昨日の夜7時ごろ、092で始まる見慣れない番号から電話が…またお客様かな、と思ったら、

「福岡市にあります結婚式場××××××の○○と申します…実は、バルーン電報を間違って割ってしまいまして…」

という。

「どうしてうちへ」と聞くと

「どこと取引しているのかわからなくて、持ってこられたお店に真っ先に電話したのですが、閉店後で電話が通じず、仕方なく片っ端から電話をしている…明日朝8時には新郎新婦さんが見えられる、それまでに何とかしたい」という。

私はあきれてものが言えなかった。

しかもフォイルバルーン1個を持ってくるのに2万かかるという現実がある。私は新幹線で広島から博多まで持ってくることはできるが、その場合往復交通費は実費もらう、と告げた。

私はこの××××××に出入りしているバルーン業者さんがどの業者様かたまたま知っていて、そこに相談するのが先だ、もしそことも連絡が取れなかったら最終手段として、私が持ってくる、その場合は2万円請求する、と告げ、電話を切った。その後電話がなかったので、おそらくその業者様と連絡がついて、対応できたのだろう。

この××××××、社員教育はいったいどうなっているのか、疑った。

トラブルが起きた時にウェディングプランナーは沈着冷静に対応するのが当たり前である。そもそもバルーン電報が入った箱をカッターナイフであけたのが間違いである。それに福岡にないうちにどうしてかけてきたのか、理解に苦しむ。頭の中が真っ白になって、かなりのパニック状態になっていたのは間違いない。

とにかく新郎新婦のために全力をつくそうとして、後先のことを考えずに行動したのだろう。

今まで私は数多くのウェディングプランナーさんと接してきたが、このような足元がおぼつかないようなウェディングプランナーは会社だけが急成長し、スタッフの成長が追い付いていないところに多い。私もいくつかそのようなところを見てきた。

それだけではない。ウェディングプランナーが「ただ商品だけを売ればいい」という頭になっているために、「どうすれば感動的な演出を提供できるか」という発想になっていないという大きな問題が今のブライダル業界に横たわっている。その現状に甘えているバルーン業者も存在するのが現状である。これでは新郎新婦さんの支持を得ることはできない。

この××××××の運営会社は、現場のウェディングプランナーに出入り業者の選択権が与えられていないと考えられる。そのためこのプランナーさんもどこと契約しているのかわからなかった可能性が非常に高い。「うちは他社より高いキックバック率です」といって、キックバック率だけを基準に業者を選んだ結果がこれである。現場と本社の意識の違いがこういうところに出てしまう。

今求められているのは

「いかに会社の利益に貢献するか」

ではなく

「いかに新郎新婦様に最高の感動を提供するか」

ということです。

天国と地獄

こんばんは。

私は毎週毎週、スパークバルーンを仕込み、仕掛け、そしてはじけさせています。

この日曜日もたくさんのスパークバルーンがはじけました…

スパークバルーンの仕込は週の半ば、木曜日ないしは金曜日に中の風船を詰め込む作業を行います。多い州の場合、水曜日ぐらいに始まることもあります。空気で膨らませるので、しぼんでしまうことはありません。

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披露宴開始前のエントランス

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セッティングは基本的に当日の朝に行います。早い時は午前6時ぐらいにすることも。配線作業もあるので、結構な時間がかかります。
今回は会場中にスパークバルーンを仕掛けました

当日は披露宴開始前に担当プランナーさんや司会者さんとの打ち合わせを行い、スパークさせるタイミングを念入りに何度も確認します。

そしてその瞬間までひたすら待つ…

時間が近づくにつれて、緊張は高まります。

「失敗したらどうしよう…」

歓談中に忍び込んだりして、何度もチェックします。それもさりげなく

そしてその瞬間を迎えます。

私はすべての神経を集中させてスイッチを押します。

新郎新婦が最後に一礼した瞬間

パーン!!!!!!!!

とにかく何とも言い難い、最高に華やかで感動的な瞬間が繰り広げられます。

まさに新郎新婦にとっては人生最高の瞬間です。

ゲストからも感動の歓声が上がります…

その時の私の心境は、

ほっとすると同時に

何とも言い難い快感を感じます。

 

最近は本番中に撮影をすることが少なくなりました。(ブライダルフェアで撮影しているケースがほとんどです)

個人情報保護の関係もあるのですが、撮影をすることによって、集中力がそがれるというのが一番の理由です。とにかくその瞬間、その数秒間の感動に私のすべてを注いでいるのです。

披露宴が終わった後、スタッフのみなさんの笑顔がすべてを物語っています。

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写真はゲストの皆様がお開き口から全員出られた直後に撮影しました。この後は撤収です…

撤収の際もみんな笑顔です…

以上は成功したときの話、というよりこのパターンがほとんどです。

ここからは年に数回しかない悲しいパターンの話です。

スイッチを押した…あれ…あれ…なんで!?!?


この時の私の気持ち…わかりますか?


終わった後のバックヤード・・・


まさに「×××の待合室」状態になってしまいます…


壁を叩いて悔しがったり、

担当プランナーさんに土下座したり…


新郎新婦様に土下座したこともあります…


とにかく失敗すると

悔しく、つらいです・・・・・・・・・・・・・・

過去には非常口からこっそり帰宅したり、

悔しさで3日間なにも食べなかったり…

×××の前で風船を処分したり…

ひどい時には遠く離れた高野山(和歌山県、紀伊半島にあるあの弘法大師の霊場ですよ。)は奥ノ院(いろいろなお墓があるところ)まで行ってしまったことも…

まさに

天国か地獄か

白か黒か

生か死か

常に背水の陣です

しかしそれでも私はバルーン演出が大好きです…

なぜなら

成功したときの

最高の感動を一度味わうと

もうやめられない


すべては最高の一瞬のために…


中途半端な演出ならするな!

こんばんは。

ブログ停止は撤回します…

というより、この土曜日に起きた「労災」、痛みが引かないため今日病院に行って診察してみると…

骨折が判明お墓医療用スリッパをはいて外出しなければならなくなりましたドクロ

これではバックヤードで仕事はできても、お客様の前には出られません…

よって私個人の仕事量は現場は半減します…事務仕事などを通して、今後のバルーン演出、バルーンアートを真剣に考えるいい機会、と判断しました。

さて、バルーン業界の第一人者の方がまたいいことをブログに書いてくださいました。

元サザンオールスターズ、桑田さんからのお達し

「中途半端な演出はするな!」

東北に最高のものを届けたい、という思いからでしょう…

考えてみれば、今回の会場であった「セキスイハイムスーパーアリーナ」、一時は仙台市およびその周辺の町の遺体安置所になり、その後6月から数か月の間全く何も行わず、その間にお浄めをしてこのコンサートで使用再開、となったアリーナなのです。このような場所である以上、本当に中途半端な演出は許されない、と考えたのでしょう。

それだけに、20000個ものバルーンドロップは使用再開にふさわしい最高の演出になったのでしょう。

一方、私も「どうせやるなら最高のものを…」という願いでいつも取り組んでいます…が

気のゆるみが事故に…

猛反省