こんにちは。
どうやらこの閑古鳥もそろそろ底が見えてきました。
さて、この土曜日の話。
会場内にスパークバルーンの仕掛けを設置し、最後のお開きの瞬間に自動スパークさせる演出…
一見披露宴のアーチとしか思えない感じです…
出番40分程度前に結婚式場へ戻ってきました。
この結婚式場はいわゆる「ハウスウェディング」で、1日1組のみという形式です。
幹線道路に面した、田んぼの中にポツンとある結婚式場です。幹線道路の向かい側にはガソリンスタンドとディスカウントストアとホームセンターがある、という立地条件です。すぐ近くに高速道路のインターチェンジがあります。
結婚式場の中の別棟にあるスタッフルームで待つことになっていたのですが、その中が騒然となっていました…
なんと
親族のおじいさんが突然いなくなってしまったのです。
みんな必死に探し回っていると、同じスタッフルームで休憩していた貸し切りバスの運転手さんが
「外に出て行ったよ」
とのこと。
私は
「あのディスカウントストアに行ったのでは…酒を買いに行った可能性が高いですよ」
とプランナーさんへ…
以前にも別の結婚式場で似たようなケースがあり、その時は隣のスーパーで酒を買いに行っており、何事もなかったかのように一升瓶を下げて帰ってきたのでした。やはりバックヤードは大騒ぎだったのですが、当のおじいさんは酒に酔っていたようでした。
今回も似たような状況の可能性が高いのですが、もしものことがあれば、自動スパークバルーンどころではありません…私も仕掛けの点検もそこそこに、このおじいさんを探し回ろうとしていたその時…
おじいさんが一升瓶を二つ下げて帰ってきましたが…その一升瓶の中身はなんと二本とも酒ではなく
醤油
でした。
中国地方で醤油といえば、キッコーマンとかではなく、地元の蔵で作られた
地醤油
が主流です。私も地醤油派ですが、このおじいさんはおそらく披露宴が終わってから自宅(といってもかなり広い旧家)で親族だけで仕出しのすし・天ぷら・煮物・オードブルで二次会をするつもりだったのでしょう。
このおじいさんが下げていた醤油のビンは会場スタッフに預けられた後、「○○交通」という出身地近くの貸切バスのトランクルームに収められました。ほかに若者のゲスト用の二次会場行きマイクロバスもいました…
その後は何もなかったかのように披露宴はつつがなく進み、披露宴のクライマックスには約250個の風船が新郎新婦を包み込むように舞い降りましたとさ。
まだ花が来ていません