風船・バルーン」カテゴリーアーカイブ

瞬間にお金をかける、ということ

こんにちは。

今日から6月です。

6月ともなると、夜8時なのに外は明るいです。

これがクリスマスのころには5時にはもう真っ暗なのに…

さて、スパークバルーン…

スパークさせるのはほんの一瞬です。

でも、その一瞬が

いつまでも心に残るのです。

例えば、結婚式…

人生最高の瞬間を彩るのにバルーン演出は最適です。

が…

ほかに花火もあります。

例えば、広島でも有数の高級住宅街にあるMという式場では

打ち上げ花火が名物です。

一方、すぐ近くの高級住宅街にあるAという式場では、打ち上げ花火ができません。

すぐ隣にマンションがあるなど、打ち上げ花火をしたら残滓が民家の庭先に落ちるなど、大変危険です。

そういう会場ではスパークバルーンがお勧めです…

とにかく会場の状況や構造、周辺の自然条件などの環境に応じて最高の演出を提案するのが私たちの仕事なのです。

そういうスタンスで仕事をしているのです…が

現場のウェディングプランナーの中には

ただやみくもに演出を売る姿勢のところが多すぎる…

最近件数、売り上げともに減少している。

震災の影響が多分にあるが、その背景には

新郎新婦様が本当にやりたい演出だけをやりたい

という状況がある。

数多くある演出の中から私どものスパークバルーンの演出を選んでいただいたカップルには

最高の演出を用意するのが

私どもの務めです。

その一方で、非常に情けないケースもある…

これは数年前にあった実話です…

この会場をXとしよう。

会場Xは別の業者が指定業者となっている。

新郎新婦さんが私どもから資料請求して、会場のプランナーさんにそのパンフレットを見せて「持ち込みでいいからやりたい」とお願いしたそうである。

Xの指定のバルーン業者はこの演出はできない。

どうなったか…


Xは「指定業者以外の出入りは一切できない」ということを盾に、持ち込みを認めなかった。

結局この新郎新婦さんは指定のバルーン業者のメニューの中から選ばざるを得なかった…


だったら、Xの指定のバルーン業者は新郎新婦の要望をかなえるべく、努力すべきではないのか。

それがだめなら、この会場のプランナーは持ち込みを認めるべきだったのではないか。

ウェディングプランナーという仕事は、新郎新婦の夢をかなえるのが仕事ではないのか。

会社の収益のことだけ考えて仕事をしているのではないか。

もしそうだとしたら、この言葉をこの会場関係者全員にかけたい。

「それでもプロか」

一方別の会場Z。

こちらのバルーン指定業者もXと同じ他社。ただしXとZは経営が違う。

こちらの新郎新婦様、以前その他社でバルーンギフトを頼んだところ、自分たちの希望したものと違った出来だったため、「ケタクソ悪い」と思ったのか、私どもにお願いしてきた。

お願いしてきた内容はその他社でもできるものだった。私は秩序維持の観点から最初、断るつもりだった。別の新郎新婦様がこの会場でのバルーンリリースを頼んできて、やはり会場の立場に立ってあえて断ったことがあるくらいである。ところが新郎新婦様が先ほど述べたような内容の話をしたため、「ならば…」と注文を受けた。

Zの対応は非常によく、スムーズに仕事ができた。新郎新婦様からもお礼をいただいた。

私は基本的にその指定業者ができる内容の演出ならその業者を使うことを勧めている。会場の運営がスムーズにいくからである。それだけではない。本来指定になっている業者ができなくても、その業者に「同じような演出ができるように努力してほしい」という方向に持っていく。実際どうすればできるかを試行錯誤して、自分たちで弊社が提供している演出と同じものができるようにするのが本当のプロである。ある演出用品を扱う会社さんは私どもから技術を学んで、導入している。

会場指定になっているからには、それだけの努力をする必要がある。

一方私ができないような注文が来たらどうするか…

その場合、できる人にお願いするしかない。

例えばバルーンドレスの注文が来た場合などである。

当然できる人に話を持っていく。

会場が守ってくれるから私たちは何もしなくていい、

協力金を払っているから私たちは安泰


という考えはもう通用しません。

ブライダル業界の常識が急激に変化しているのです。

本当にやりたい演出だからこそ

お金をかけてでもやりたいのです。

青空にいっぱいのカラフルな風船を飛ばしませんか?

一生に一度くらい、たくさんのハートの風船を浴びませんか?

その瞬間が、一生感動となって残るのです。

私どもはそのお手伝いに

全力を尽くす覚悟を決めています。

この業界、ギョーカイ人との関係が…

あるケースも結構見られます。

今日、東京のとあるバルーン業界の方と電話で話をしていると、知り合いに広島のとあるテレビ局の女子アナがいたらしい…

この方はすでに退職されて、東京へ帰り、今はフリーアナウンサーとして活躍しているそうです。

一方私は…

ある国営放送の女子アナウンサーと面識があるのですが

そのアナウンサー、今は…

NHK夜9時の顔

なのです…

どなたかはわかるでしょう…あの方ですよ。その番組を担当するようになるまでは、広島放送局にいたのです。(今広島放送局には、かつて紅白の司会をされたこともある、大お局がいます)


こういう仕事をしていると、結構有名人との接点があったりします…

ズバリ当てましょう!

最近時々出てくるようつべネタ。
なぜこれを取り上げたのか、というと…

これは昭和44年ごろの放送。つまり今から42年近く前。カラーテレビ放送が始まったばかりのころである。
大卒初任給¥31500(現在の6分の1)
ビール130円(現在の半分)
ラーメン150円(現在の3分の1)
当時の¥17500…今の貨幣価値では¥85000ぐらい?
「くす玉」はかなり高価な品物と見受けられます。
今¥85000出したら…結構豪華なスパークバルーンの演出ができますよ!
参考までに、弊社の「くす玉バルーン」が¥8000から。

どこでも結婚式はできますよ…ただし

おはようございます。というか、こんにちは、というか…

震災の影響も薄れていき、いろいろなところでのブライダルイベントも行われているようです…

ここ広島ではあまり盛んではありませんが…

いわゆる結婚式場やホテル、今多いゲストハウス以外でも

結婚式はその気になればできますよ!

そのためのノウハウを私どもは持っています!

えっ、こんなところで…

というところで結婚式をしたこともあります。

DSC02653 DSC02650

過去の一例です。ここは単なる草原で、周囲は農業公園です。

ただし…

ここだけは結婚式ができないし、すべきではない、というところがあります。

それは…

火葬場

です。

聞いた話では、陸前高田市や石巻市では

火葬場の中で避難生活を送る人たちがいるとか・・・

というより想像がつきません…

めでたい席とは対極の場、とだけ言っておきます。(どこか、は反転表示してください)

それ以外の場所ならどこでも結婚式はできますよ!

公共の場所の場合、行政への届け出は必要ですが。

たいていの役所なら快く応じてくれますよ。

前例がない、というだけで、あきらめてはだめですよ!

空港の近くでバルーンリリースや花火はできませんが(空港の建物の中でスパークバルーンはできる)それ以外の方法はいくらでもありますよ。

ただ一つ、心配なのは…

天気

おてんとうさまのご機嫌ひとつで内容が変わってしまいかねませんからね…そういうリスクはありますが…

古くて新しい演出

こんにちは。

昨日はクイズ番組での「くす玉」の使用状況について述べてみました…

歌番組で「くす玉」が有名なのは

ザ・ベストテン

でしょう…

しかし、今歌番組といえば

ミュージックステーション

ですね。

くす玉が

キャノン砲

バルーンドロップ

スパークバルーン

に進化したのは今の状況を見ればわかるでしょう。

しかし、テレビで

キャノン砲やバルーンドロップは見かけても

スパークバルーンを見かけないのはなぜか…

リハーサルが難しいから

という説がありますが…

一方、結婚披露宴でスパークバルーンが使われ始めたのはここ10年程度です。

それまでは「割る」ということから敬遠されていましたが

「開く」ということからはやり始めましたね…

鏡開きというのもありますし…

こうしてみると、

くす玉の演出は古くて新しい

ということなのかも…

いずれ近いうちに、

どうしてくす玉がはじける瞬間は感動を呼ぶのか

ということを述べなくては…

追求すると

きりがなくなりそう…

学問の匂いがするかも…

くす玉はじけず、風船飛ばず

こんばんは。

すでにゴールデンウィーク2日目にして疲労困憊です。

何しろ今年は冬が長く、いまだに桜がつぼみのままというところも…

桜がつぼみのまま5月に突入とは、異常事態です。

異常事態といえば、昨日はスパークバルーン不発が出てしまい、

悔しさのあまり壁をどんどん叩く…

と思えば、今日30日はメーデーのイベントで呼ばれ、パフォーマンスショーをするはずが、ビンゴゲームの機械が調子が悪く、時間がかかった上に某与党の割り込み…この与党は私も支持していた政党ですが、あまりにも傍若無人な行為に、私も腹が立ってしまいました…かなり長い演説となってしまい、私のパフォーマンスショーの時間を食いつぶされるという

ブーイング行為!

結局最終的には45分以上押してしまい、次に支障が出るということから中止、ギャラだけいただくという異常事態に…主催者は「申し訳ない」を連発、本当に申し訳ないのは私なので、いただいたギャラから経費を差し引いた額は東日本大震災の被災者へ寄付することに…。

すでに嵐の兆候を示している今年のゴールデンウィークです…

しかも寒気が…

風邪をひきそうだ…

という長い前置きはさることながら…

今の私の心境でもあるのですが…

今年の広島県東北部のある町のイベントでのことです。

このイベント、つい最近まで

巨大くす玉割り

が名物でした。

私も見に行ったことがあります。

ところがこの巨大くす玉を設営する職人が高齢のため2008年を以て引退し、代わりの演出を私に依頼してきたのが2009年4月22日。

6日間で何ができる!?

と思いつつ、スパークバルーンをたくさん用意したものの、

不評…

主催者には

「はっきり言って準備時間がありません。どうしようもありません」

と告げ、予算分だけギャラをいただきました…

翌年2010年。

ロケハンにロケハンを重ねた結果、出た結論は

人命を失う重大事故発生の危険がある

引き受けるべきではない

というものでした。

実際に風船を100個本番と同じ環境で飛ばしてみましたが、

良好な結果は得られず、

ダム湖への転落の懸念だけが残りました…

ダム湖なので、相当深く、

過去にこの湖では遊覧船の転覆による死亡事故も起きているようなのです。

戦前の出来事なのですが、慰霊碑もあるぐらいなのです。

(以下引用)神竜湖の遊覧船は1934年3月24日に沈没する惨事が発生した。これは比婆郡田森村(現在の庄原市東城町)の粟田尋常小学校と粟田尋常高等小学校の卒業遠足の一行42名が遊覧船に乗船したところ、船が沈没し、児童12名と引率教諭2名が犠牲になった。犠牲になった引率教諭のうち1名はわが子も乗船していたが、他の児童を優先して救助したのち、最期は力尽き親子とも亡くなったという。(引用ここまで…「神竜湖遊覧船転覆事故」より)


数日前に

「守れ安全 果たそう使命」

なんていう某フェリー会社の社歌を流したのも、そういう背景があったからなのです。

安全はすべてに優先します。

この主催者さんは、私が

「危険につき不可能、ほかの演出を考えるべし」

と通告したのですが、あきらめきれず、結局岡山のとあるレンタル用品会社に依頼し、昨年3000個の風船飛ばしを実行しました。

私はショックを受け、ゴールデンウィーク明けに主催者の事務所へ押しかけ、詳しい説明を求めました。

その際聞いた言葉…

「私たちはバルーン屋でなかったから受けれた。バルーン屋だったら断っていたに違いない」

つまりこのレンタル用品会社もある意味

ギャンブル

だったのです…

そして今年…

中国新聞の記事によれば

「…昨年は風船3000個を飛ばしたが、今年は東日本大震災の被災者に配慮して中止…浮いた費用のうち一部を義援金として寄付した…」

とあります。

竜の形をした船が湖を進むだけでした…

私は

安全を考えるとこれがベター

来年以降もこの形式が定着すればいい

と思います。

ただ写真写りがいいからという理由だけで

風船を飛ばしても

安全が保証されないと

何かあったとき

自分たちの存在意義が問われます!


何のための神事なのですか?

何のために花火をつけて竜の船を浮かべるのですか?

安全のためではないですか?

安全でない、と私が判断したから、断ったのですよ!

3000個の風船飛ばし、チャレンジしたいのはやまやまですよ!!!!!

安全でない、と判断したから私は断ったのですよ!!!!!!!


帝○峡観光協会のみなさん

今一度

湖水祭りの神事の原点に返るべきです!!!


taisyakukyokosui00

taisyakukyokosui01 巨大くす玉がはじける瞬間

taisyakukyokosui02 竜船、今年はこれが進むだけ…

人生最高の瞬間を創る、ということ

こんばんは。

私は、

一生残る思い出の瞬間

を作って売る仕事をしています。

というより、それに価値を見いだせる方に、最高のものを提供したいのです。

例えば、結婚式…

一瞬の瞬間の演出に、何十万もかけたい方がいます。

この瞬間にすべてをかけている、と言っても過言ではありません。

そういう新郎新婦様に最高の瞬間を提供するのが私の使命なのです。

だから、私が作る演出を単なる金づるにしてほしくないのです。

本当にやりたい人だけに提供していきたいのです…

しかし現実は…

名物演出と化した会場が存在する…

本当に悩ましい限りです。

だから私は、あくなき追求を続けるのです…

最高の瞬間を作り上げる、ということは、

最高の感動を作る、ということなのです…

だから毎週毎週、ものすごいプレッシャーとの戦いであり、

心身の疲労は相当のものなのです…

そこへ来て、ここ数週間の疲労と言ったら…

いい仕事ができるわけがありません。

だから、私は九州新幹線「さくら」に飛び乗って、故郷・鹿児島を目指したのです…

鹿児島に限らず、九州は感性を涵養する宝庫です。

新幹線でその感性の宝庫が身近に…

下の記事の写真、線路の切れているその先(この線路、始まりは東京八重洲のビルの谷間)には…

桜島

があります。

桜島の噴火を目の当たりにしたのは、本当に久しぶりでした。

子供の時に「ドン」という音を耳にして、祖母が「気にしなくてもいいよ。あれは桜島どんの音だから」と言っていたのを未だに覚えています…

一瞬の驚きが感動になる…

そのような瞬間を創ることを生業にしている私だからこそ、感性を研ぎ澄ますことが重要なのです…

桜島の場合、後で火山灰が降ってくることがあるので、掃除が困るのですが…

スパークバルーンの場合、後で紙吹雪が降ってくることがあるので、掃除が困るのですが…

本当に感動的な演出って…

こんにちは。

人生最高の瞬間を彩るのに、本当にふさわしい演出って、いったい何だろうか…

実を言うと、私が今毎週行っている「スパークバルーンシャワー」の演出、とある会場で名物となり、そこに人手を取られているのが現状なのです…

そこへ今回の震災。

この風船、関東地方のとある所でしか生産されておらず、その風船自体日本から全世界へ輸出されているといいます。

そのため、一時出荷できない状態となり、すでに受けている分を全国からかき集める一方で、その会場には一時受注停止をお願いしたほどでした。

結局出荷再開を確認できたので、受注再開となり、来週もこれまでと同様変わらずその会場でスパークバルーンがはじけます。

いくら千年に一度の災害といえども、新郎新婦様には最高のものを提供すべきですからね。

それに風船を見て、触れて、笑顔と元気を分け与えるという使命が私たちにはあるのですから。

昨日、久しぶりにスペシャルなスパークバルーンが出た。

あまり入れることのない紙吹雪入り。しかも通常の倍の風船が入っている。

新婦さんの最高の笑顔…あのような素晴らしい表情は久しぶりに見た。

プランナーさんから聞いていた情報「このバルーンにすべてをかけていた」というのは本当だった…

本当に最高の感動的な瞬間を提供したい…

そのためにすべてを注ぐのが

私。

高価なのでなかなか出ないが、会場全体を無数の風船で包み込む…

舞い降りてきた風船は新郎新婦様からの感謝のプレゼント。

バルーンリリースにしてもそう。

大空に舞い上がる風船はいつまでも心の中に残る。

天国への手紙を付けて飛ばした新郎新婦さんもいた。

確かあの時は新婦さんが両親とも他界されていた…

雨が降っていたが、風船をバックヤードに保管し、披露宴後半で雨がやんだのを見て出した…すでに日は暮れていたが、二人の思いはきっと天国に届いたはず。

そういう生涯、それこそ白い灰になるまで残る思い出の感動をこれからも私は作っていきたい。

無駄に浮かせておくより

こんにちは。

うちの作業場には、ときどき意味もなく浮かんでいる風船があります。

特にマイラーバルーンというフォイルバルーンは、結構長い間浮かび続けています。

1月ごろ、デザイン間違いに気づいて、全部作りなおしたそのバルーンがありました。

他のバルーンはヘリウムを継ぎ足すなどして、おまかせコースに組み込んで出荷しましたが、誕生日用のバルーンがいつまでも残っていました。

一方、先月のブライダル産業フェアに使ったハートの風船も多数回収して、それもぱっきんにしたり、重りに組み込んだりなどして消化しましたが、まだたくさん残っています…

処分するのも忍びないので、たまたま目にした某ケータイショップのスタッフのブログに「誕生日だった…また一つ…」という書き込みを見つけました。実を言うとこの方、以前「私の作品や演出の大ファン」というようなことを同じブログに書いていた方なのです。というわけで…

 

作って持って行きました。

HI3G0066

どういう反応だったのか…は御想像にお任せします。

一点豪華主義

こんばんは。

最近ブライダルの傾向を見ていると…

何か一つ

すごいものをやって

他にはお金をかけない

まさに

一点豪華主義

の傾向が見える。

先日とあるブライダル演出会社の方と話をする機会があり、

その演出にすべてをかけている

という傾向がある、ということを耳にした。

だからこそ失敗はあってはならない。

最高の演出を提供してなんぼ、の世界である。

だから毎週真剣勝負、背水の陣である。

結婚式、披露宴はやり直しは絶対にありえない。

バルーン演出はどんどん豪華になるような気がする。

それだけ1回あたりの単価も上がるが…

プレッシャーもそれだけかかるのである。