こんばんは。
すでにゴールデンウィーク2日目にして疲労困憊です。
何しろ今年は冬が長く、いまだに桜がつぼみのままというところも…
桜がつぼみのまま5月に突入とは、異常事態です。
異常事態といえば、昨日はスパークバルーン不発が出てしまい、
悔しさのあまり壁をどんどん叩く…
と思えば、今日30日はメーデーのイベントで呼ばれ、パフォーマンスショーをするはずが、ビンゴゲームの機械が調子が悪く、時間がかかった上に某与党の割り込み…この与党は私も支持していた政党ですが、あまりにも傍若無人な行為に、私も腹が立ってしまいました…かなり長い演説となってしまい、私のパフォーマンスショーの時間を食いつぶされるという
ブーイング行為!
結局最終的には45分以上押してしまい、次に支障が出るということから中止、ギャラだけいただくという異常事態に…主催者は「申し訳ない」を連発、本当に申し訳ないのは私なので、いただいたギャラから経費を差し引いた額は東日本大震災の被災者へ寄付することに…。
すでに嵐の兆候を示している今年のゴールデンウィークです…
しかも寒気が…
風邪をひきそうだ…
という長い前置きはさることながら…
今の私の心境でもあるのですが…
今年の広島県東北部のある町のイベントでのことです。
このイベント、つい最近まで
巨大くす玉割り
が名物でした。
私も見に行ったことがあります。
ところがこの巨大くす玉を設営する職人が高齢のため2008年を以て引退し、代わりの演出を私に依頼してきたのが2009年4月22日。
6日間で何ができる!?
と思いつつ、スパークバルーンをたくさん用意したものの、
不評…
主催者には
「はっきり言って準備時間がありません。どうしようもありません」
と告げ、予算分だけギャラをいただきました…
翌年2010年。
ロケハンにロケハンを重ねた結果、出た結論は
人命を失う重大事故発生の危険がある
引き受けるべきではない
というものでした。
実際に風船を100個本番と同じ環境で飛ばしてみましたが、
良好な結果は得られず、
ダム湖への転落の懸念だけが残りました…
ダム湖なので、相当深く、
過去にこの湖では遊覧船の転覆による死亡事故も起きているようなのです。
戦前の出来事なのですが、慰霊碑もあるぐらいなのです。
(以下引用)神竜湖の遊覧船は1934年3月24日に沈没する惨事が発生した。これは比婆郡田森村(現在の庄原市東城町)の粟田尋常小学校と粟田尋常高等小学校の卒業遠足の一行42名が遊覧船に乗船したところ、船が沈没し、児童12名と引率教諭2名が犠牲になった。犠牲になった引率教諭のうち1名はわが子も乗船していたが、他の児童を優先して救助したのち、最期は力尽き親子とも亡くなったという。(引用ここまで…「神竜湖遊覧船転覆事故」より)
数日前に
「守れ安全 果たそう使命」
なんていう某フェリー会社の社歌を流したのも、そういう背景があったからなのです。
安全はすべてに優先します。
この主催者さんは、私が
「危険につき不可能、ほかの演出を考えるべし」
と通告したのですが、あきらめきれず、結局岡山のとあるレンタル用品会社に依頼し、昨年3000個の風船飛ばしを実行しました。
私はショックを受け、ゴールデンウィーク明けに主催者の事務所へ押しかけ、詳しい説明を求めました。
その際聞いた言葉…
「私たちはバルーン屋でなかったから受けれた。バルーン屋だったら断っていたに違いない」
つまりこのレンタル用品会社もある意味
ギャンブル
だったのです…
そして今年…
中国新聞の記事によれば
「…昨年は風船3000個を飛ばしたが、今年は東日本大震災の被災者に配慮して中止…浮いた費用のうち一部を義援金として寄付した…」
とあります。
竜の形をした船が湖を進むだけでした…
私は
安全を考えるとこれがベター
来年以降もこの形式が定着すればいい
と思います。
ただ写真写りがいいからという理由だけで
風船を飛ばしても
安全が保証されないと
何かあったとき
自分たちの存在意義が問われます!
何のための神事なのですか?
何のために花火をつけて竜の船を浮かべるのですか?
安全のためではないですか?
安全でない、と私が判断したから、断ったのですよ!
3000個の風船飛ばし、チャレンジしたいのはやまやまですよ!!!!!
安全でない、と判断したから私は断ったのですよ!!!!!!!
帝○峡観光協会のみなさん
今一度
湖水祭りの神事の原点に返るべきです!!!
巨大くす玉がはじける瞬間
竜船、今年はこれが進むだけ…