古くて新しい演出

こんにちは。

昨日はクイズ番組での「くす玉」の使用状況について述べてみました…

歌番組で「くす玉」が有名なのは

ザ・ベストテン

でしょう…

しかし、今歌番組といえば

ミュージックステーション

ですね。

くす玉が

キャノン砲

バルーンドロップ

スパークバルーン

に進化したのは今の状況を見ればわかるでしょう。

しかし、テレビで

キャノン砲やバルーンドロップは見かけても

スパークバルーンを見かけないのはなぜか…

リハーサルが難しいから

という説がありますが…

一方、結婚披露宴でスパークバルーンが使われ始めたのはここ10年程度です。

それまでは「割る」ということから敬遠されていましたが

「開く」ということからはやり始めましたね…

鏡開きというのもありますし…

こうしてみると、

くす玉の演出は古くて新しい

ということなのかも…

いずれ近いうちに、

どうしてくす玉がはじける瞬間は感動を呼ぶのか

ということを述べなくては…

追求すると

きりがなくなりそう…

学問の匂いがするかも…

くす玉はじけず、風船飛ばず

こんばんは。

すでにゴールデンウィーク2日目にして疲労困憊です。

何しろ今年は冬が長く、いまだに桜がつぼみのままというところも…

桜がつぼみのまま5月に突入とは、異常事態です。

異常事態といえば、昨日はスパークバルーン不発が出てしまい、

悔しさのあまり壁をどんどん叩く…

と思えば、今日30日はメーデーのイベントで呼ばれ、パフォーマンスショーをするはずが、ビンゴゲームの機械が調子が悪く、時間がかかった上に某与党の割り込み…この与党は私も支持していた政党ですが、あまりにも傍若無人な行為に、私も腹が立ってしまいました…かなり長い演説となってしまい、私のパフォーマンスショーの時間を食いつぶされるという

ブーイング行為!

結局最終的には45分以上押してしまい、次に支障が出るということから中止、ギャラだけいただくという異常事態に…主催者は「申し訳ない」を連発、本当に申し訳ないのは私なので、いただいたギャラから経費を差し引いた額は東日本大震災の被災者へ寄付することに…。

すでに嵐の兆候を示している今年のゴールデンウィークです…

しかも寒気が…

風邪をひきそうだ…

という長い前置きはさることながら…

今の私の心境でもあるのですが…

今年の広島県東北部のある町のイベントでのことです。

このイベント、つい最近まで

巨大くす玉割り

が名物でした。

私も見に行ったことがあります。

ところがこの巨大くす玉を設営する職人が高齢のため2008年を以て引退し、代わりの演出を私に依頼してきたのが2009年4月22日。

6日間で何ができる!?

と思いつつ、スパークバルーンをたくさん用意したものの、

不評…

主催者には

「はっきり言って準備時間がありません。どうしようもありません」

と告げ、予算分だけギャラをいただきました…

翌年2010年。

ロケハンにロケハンを重ねた結果、出た結論は

人命を失う重大事故発生の危険がある

引き受けるべきではない

というものでした。

実際に風船を100個本番と同じ環境で飛ばしてみましたが、

良好な結果は得られず、

ダム湖への転落の懸念だけが残りました…

ダム湖なので、相当深く、

過去にこの湖では遊覧船の転覆による死亡事故も起きているようなのです。

戦前の出来事なのですが、慰霊碑もあるぐらいなのです。

(以下引用)神竜湖の遊覧船は1934年3月24日に沈没する惨事が発生した。これは比婆郡田森村(現在の庄原市東城町)の粟田尋常小学校と粟田尋常高等小学校の卒業遠足の一行42名が遊覧船に乗船したところ、船が沈没し、児童12名と引率教諭2名が犠牲になった。犠牲になった引率教諭のうち1名はわが子も乗船していたが、他の児童を優先して救助したのち、最期は力尽き親子とも亡くなったという。(引用ここまで…「神竜湖遊覧船転覆事故」より)


数日前に

「守れ安全 果たそう使命」

なんていう某フェリー会社の社歌を流したのも、そういう背景があったからなのです。

安全はすべてに優先します。

この主催者さんは、私が

「危険につき不可能、ほかの演出を考えるべし」

と通告したのですが、あきらめきれず、結局岡山のとあるレンタル用品会社に依頼し、昨年3000個の風船飛ばしを実行しました。

私はショックを受け、ゴールデンウィーク明けに主催者の事務所へ押しかけ、詳しい説明を求めました。

その際聞いた言葉…

「私たちはバルーン屋でなかったから受けれた。バルーン屋だったら断っていたに違いない」

つまりこのレンタル用品会社もある意味

ギャンブル

だったのです…

そして今年…

中国新聞の記事によれば

「…昨年は風船3000個を飛ばしたが、今年は東日本大震災の被災者に配慮して中止…浮いた費用のうち一部を義援金として寄付した…」

とあります。

竜の形をした船が湖を進むだけでした…

私は

安全を考えるとこれがベター

来年以降もこの形式が定着すればいい

と思います。

ただ写真写りがいいからという理由だけで

風船を飛ばしても

安全が保証されないと

何かあったとき

自分たちの存在意義が問われます!


何のための神事なのですか?

何のために花火をつけて竜の船を浮かべるのですか?

安全のためではないですか?

安全でない、と私が判断したから、断ったのですよ!

3000個の風船飛ばし、チャレンジしたいのはやまやまですよ!!!!!

安全でない、と判断したから私は断ったのですよ!!!!!!!


帝○峡観光協会のみなさん

今一度

湖水祭りの神事の原点に返るべきです!!!


taisyakukyokosui00

taisyakukyokosui01 巨大くす玉がはじける瞬間

taisyakukyokosui02 竜船、今年はこれが進むだけ…

人生最高の瞬間を創る、ということ

こんばんは。

私は、

一生残る思い出の瞬間

を作って売る仕事をしています。

というより、それに価値を見いだせる方に、最高のものを提供したいのです。

例えば、結婚式…

一瞬の瞬間の演出に、何十万もかけたい方がいます。

この瞬間にすべてをかけている、と言っても過言ではありません。

そういう新郎新婦様に最高の瞬間を提供するのが私の使命なのです。

だから、私が作る演出を単なる金づるにしてほしくないのです。

本当にやりたい人だけに提供していきたいのです…

しかし現実は…

名物演出と化した会場が存在する…

本当に悩ましい限りです。

だから私は、あくなき追求を続けるのです…

最高の瞬間を作り上げる、ということは、

最高の感動を作る、ということなのです…

だから毎週毎週、ものすごいプレッシャーとの戦いであり、

心身の疲労は相当のものなのです…

そこへ来て、ここ数週間の疲労と言ったら…

いい仕事ができるわけがありません。

だから、私は九州新幹線「さくら」に飛び乗って、故郷・鹿児島を目指したのです…

鹿児島に限らず、九州は感性を涵養する宝庫です。

新幹線でその感性の宝庫が身近に…

下の記事の写真、線路の切れているその先(この線路、始まりは東京八重洲のビルの谷間)には…

桜島

があります。

桜島の噴火を目の当たりにしたのは、本当に久しぶりでした。

子供の時に「ドン」という音を耳にして、祖母が「気にしなくてもいいよ。あれは桜島どんの音だから」と言っていたのを未だに覚えています…

一瞬の驚きが感動になる…

そのような瞬間を創ることを生業にしている私だからこそ、感性を研ぎ澄ますことが重要なのです…

桜島の場合、後で火山灰が降ってくることがあるので、掃除が困るのですが…

スパークバルーンの場合、後で紙吹雪が降ってくることがあるので、掃除が困るのですが…

本当に感動的な演出って…

こんにちは。

人生最高の瞬間を彩るのに、本当にふさわしい演出って、いったい何だろうか…

実を言うと、私が今毎週行っている「スパークバルーンシャワー」の演出、とある会場で名物となり、そこに人手を取られているのが現状なのです…

そこへ今回の震災。

この風船、関東地方のとある所でしか生産されておらず、その風船自体日本から全世界へ輸出されているといいます。

そのため、一時出荷できない状態となり、すでに受けている分を全国からかき集める一方で、その会場には一時受注停止をお願いしたほどでした。

結局出荷再開を確認できたので、受注再開となり、来週もこれまでと同様変わらずその会場でスパークバルーンがはじけます。

いくら千年に一度の災害といえども、新郎新婦様には最高のものを提供すべきですからね。

それに風船を見て、触れて、笑顔と元気を分け与えるという使命が私たちにはあるのですから。

昨日、久しぶりにスペシャルなスパークバルーンが出た。

あまり入れることのない紙吹雪入り。しかも通常の倍の風船が入っている。

新婦さんの最高の笑顔…あのような素晴らしい表情は久しぶりに見た。

プランナーさんから聞いていた情報「このバルーンにすべてをかけていた」というのは本当だった…

本当に最高の感動的な瞬間を提供したい…

そのためにすべてを注ぐのが

私。

高価なのでなかなか出ないが、会場全体を無数の風船で包み込む…

舞い降りてきた風船は新郎新婦様からの感謝のプレゼント。

バルーンリリースにしてもそう。

大空に舞い上がる風船はいつまでも心の中に残る。

天国への手紙を付けて飛ばした新郎新婦さんもいた。

確かあの時は新婦さんが両親とも他界されていた…

雨が降っていたが、風船をバックヤードに保管し、披露宴後半で雨がやんだのを見て出した…すでに日は暮れていたが、二人の思いはきっと天国に届いたはず。

そういう生涯、それこそ白い灰になるまで残る思い出の感動をこれからも私は作っていきたい。

無駄に浮かせておくより

こんにちは。

うちの作業場には、ときどき意味もなく浮かんでいる風船があります。

特にマイラーバルーンというフォイルバルーンは、結構長い間浮かび続けています。

1月ごろ、デザイン間違いに気づいて、全部作りなおしたそのバルーンがありました。

他のバルーンはヘリウムを継ぎ足すなどして、おまかせコースに組み込んで出荷しましたが、誕生日用のバルーンがいつまでも残っていました。

一方、先月のブライダル産業フェアに使ったハートの風船も多数回収して、それもぱっきんにしたり、重りに組み込んだりなどして消化しましたが、まだたくさん残っています…

処分するのも忍びないので、たまたま目にした某ケータイショップのスタッフのブログに「誕生日だった…また一つ…」という書き込みを見つけました。実を言うとこの方、以前「私の作品や演出の大ファン」というようなことを同じブログに書いていた方なのです。というわけで…

 

作って持って行きました。

HI3G0066

どういう反応だったのか…は御想像にお任せします。

一点豪華主義

こんばんは。

最近ブライダルの傾向を見ていると…

何か一つ

すごいものをやって

他にはお金をかけない

まさに

一点豪華主義

の傾向が見える。

先日とあるブライダル演出会社の方と話をする機会があり、

その演出にすべてをかけている

という傾向がある、ということを耳にした。

だからこそ失敗はあってはならない。

最高の演出を提供してなんぼ、の世界である。

だから毎週真剣勝負、背水の陣である。

結婚式、披露宴はやり直しは絶対にありえない。

バルーン演出はどんどん豪華になるような気がする。

それだけ1回あたりの単価も上がるが…

プレッシャーもそれだけかかるのである。

オーラ

こんばんは。


今日、ヘリウムガスを受け取りに現場の結婚式場に向かう途中にカンガルーの運送会社へ立ち寄ると…


止め荷物置き場に

ヘリウムガスをふさぐように

横長の巨大物体が…

横たわっていた。


その箱をみると、

「COFFIN」という文字が…


受取人をみると、

「ア○○ンハ○スセレモニー」

最近よく広島で広告を見かける家族葬の会社…


これ、

棺桶!??!


片や最高の幸せの瞬間を彩る風船に入れるヘリウムガス


片や人生を終えた悲しみを詰めて荼毘に付される棺桶


この二つが並んで置いてある…


その横長の巨大物体は、

何かしら異様なオーラを発していた…


一方、Y’s Dreamの事務所と現場となる結婚式場を結ぶ高速道路のインターチェンジのそばに、その横長の巨大物体を吸い込んで灰にする施設がいま建設中である。すでにほとんど完成し、近く使用開始されるらしい。

その建物に近寄ってみたが…

何やらすでにそれらしきオーラが…

未使用施設ですでにオーラが発せられている。

近寄りがたい、独特の空気がすでに漂っていた。


なんだか負のオーラばかりの話になってしまい、テンション下がってしまう…

ので、ここから気分を変えましょう。

というより本題です。

先日来、

「バルーンの話をしていると、妖精のように見える」とか言われる。

すごいキラキラしたオーラが発せられているらしい…

こういうオーラならいくら浴びてもいい???

確かに先日や先月のような

一つのものを成し遂げた時のオーラは

すごい輝いている。

そういうオーラを浴びた人も幸せになる…

こういう幸せオーラを発し続けるような人になりたい

でも常に幸せオーラを発し続けるのは難しいのね…

無限の可能性の追求

こんばんは。

同業者様から感動された…

やった~~~!!!!

実を言うと、私の夢というか、今の目標は

JBAN Conventionのバルーン演出を手掛けること

です。

現時点では、滔々たる大先輩方がいらっしゃるので、難しいですが…

それでも、その先輩方に少しでも近づこうとする努力を続ければ、いずれ…

さて、このような言葉をある有名な音楽家がおっしゃっていたそうです。

ゼロから物事を生み出すことがもっとも難しい

本当にそうで、私のやっていることなど、滔々たる大先輩方に比べれば、まだまだ足元にも及びません。

それに、私はバルーンドレスなど、全く作れません。

風船をひねって、ハットやケーキは作れますが、それ以上のことはできません。

私に家泉あづささんや野村昌子さんや細貝里枝さんの作品を見せて、「作れるか」ということを言ってくる方がいますが、私は「作れません」ときっぱり断ります。

彼女たちは、全く何もない所から、それぞれの流れを作り出しているのです。

十年前と比べたら、バルーン業界は大きく広がり、発展し、そして様々な分野ができました。

ツイスターズという

細長い風船で形を作るという分野に特化した

大会も存在します。

過去には地元広島でも開催され、私も運営に協力しました。

一方では、

バルーン競技会という

基礎に特化した競技も登場してきました。

日本バルーン協会さん、ユーストリームで今年の競技会を中継してはどうですか?

さらには

風船太郎さんのような

今までにないタイプのパフォーマンスも登場し、

今年のエミリーズバルーンさんのパワーアップセミナーは

ホームパーティーコーディネート

がテーマだとか…

記念日の演出ホームパーティーのコーディネートなど

かつては考えられなかった分野も登場しています。

それだけ風船、バルーンの活躍する分野は広がったのです。

その中で、自分の得意分野を見つけ、その分野を充実させることが、これからのバルーンデコレーターに求められていることではないのでしょうか。

これから、全く新しい分野ができるかもしれません。

まだまだバルーンの可能性は無限大なのです。

その可能性を追求していこうではありませんか!

おおきに

こんばんは。

↓の記事の動画、一体何か…しかもブログを一週間も放置プレイ…

実を言いますと、私、

ブライダル産業フェア

出展させていただくという、貴重なチャンスを与えていただきました。

大阪のとあるウェディング演出会社のバルーン演出を私が監修させていただくことになり、そこのブースに出させていただいたのです。

出展するにはかなりの金がかかる…しかも費用対効果の点で疑問が…(同様の東京のフェアでは別のバルーン業者が出展したらしいが、1回限りだったらしい)

と最初は思っていたのですが、

こうなったら思いっきりやってみよう!

と決断し、私の今持っているすべてを披露しよう

とチャレンジしました。

結果…

大反響

↓の記事にあるのが率直な私の気持ちです。

正直言って最初は

お金と労力の××になるのかな…

と思っていたのですが、

実際にチャレンジしてみると

ものすごい手ごたえを感じました!

しかもそのウェディング演出会社様はその様子を

ユーストリーム

で生中継していました。

今回は私もノートパソコンを持参して

動画を繰り返し放映しましたが、

こちらも大好評…食い入るように見るウェディングプランナー様多数

実演時は黒山の人だかり…

あの

桂由美

大先生

に負けない集客力…

最後は

やってよかった…

と思いました。

今回このようなチャンスを与えていただいたブライダル演出会社様

手伝っていただいた

ビーストのMさん、

それに

みちゃさんには

本当に感謝しています。

前回は「だんだん」(出雲弁)

今回は「おおきに」(関西弁)

最後に…

今回、ブライダル業界とバルーン業界の現状を痛感させられましたことも、合わせて記述しておきます。

後日改めてお話しさせていただきます。

別に悪い話ではないのですが…すごく気になったので…


ちなみに

今回のフェアで使った風船


2月15日…

自動スパークバルーン2回 60個入り6個×2回

スパークバルーンシャワー 120個入り+リボン150本

スパークバルーンシャワー 300個入り


2月16日…

自動スパークバルーン 60個入り6個

スパークバルーンシャワー 120個入り+リボン150本+パラシュートベアー新郎新婦セット

スパークバルーンシャワー 300個入り

バルーンゲート 合計400個

二段式スパークバルーンシャワー 合計360個


しめて合計2680個+デコレーションで120個、計2800個プラスリボン300本